民泊大手のAirbnbと奈良県吉野郡吉野町は12月6日、世界初のコミュニティハウスとなる「吉野杉の家」をオープンしたことを発表した。

高齢化や都市化の拡大による過疎化が進み、日本の地方都市において伝統や経済的な安定が失われていく問題となっている。そんな現状を打開する取り組みの1つとして、Airbnbが吉野町とともに作り上げたのが「吉野杉の家」である。

「吉野杉の家」は、長谷川豪氏が設計を手がけ、地元の職人たちが、地元に伝わる伝統の技で築き上げ、この地域に伝わる伝統の素晴らしさや、地元の人たちが受け継いできた伝統文化が見事に表現されている。

吉野川沿いの立地に合うようなデザインで、1階は居住スペースとコミュニティセンターが一緒になっており、地域住民と交流することもでき、開放的なリビングは地域住民の集会などにも活用が可能。

2階のベッドルームは余計なものを置かないシンプルで落ち着いた雰囲気になっている。

また、Airbnbを通じて宿泊予約が行われると、毎回の収益は直接、地域コミュニティや文化的な遺産を守るための資金として寄与される。

Airbnbソーシャルイノベーション事業統括責任者キャメロン氏は、「吉野町のように、地方には素晴らしい文化を 持った町が無数に散らばっており、Airbnbではそうした地域に継続的に観光客が訪れ、活気を取り戻して成長の可能性を生み出せるよう、今後も引き続き新たな道を探っていく所存です」と述べた。

2017年1月18日からAirbnbを通じて宿泊の予約可能で、最大7名まで宿泊できる。