一般社団法人日本シェアハウス協会は、民泊事業の推進に向けて株式会社百戦錬磨との業務提携を発表した。「民泊新法」制定後へ向けて、民泊とシェアハウスを組み合わせた新たな事業を全国的に展開していく狙いだ。

一般社団法人日本シェアハウス協会は、シェアハウス事業を全国的に普及させており、空き家活用に定評がある。2015年5月には、北海道千歳市で民泊と賃貸を両立する「ホームステイ型シェアハウス」事業を開業していた。

現在、旅館業法に違反した俗に言う「ヤミ民泊」が全国的に増え地域住民とのトラブルが起きていることから、国は民泊の新制度である「民泊新法」の制定を急いでいる。しかし、新法では180日以内という営業日数の上限を設けるなど、空き家の有効的な活用を期待する不動産業界からは批判の声が出ていた。

そんな中、日本シェアハウス協会は、今後は都市部のみならず全国への支部設置を目指し、観光客の拡大や移住促進に取り組む地方でも新規会員を募る構えだ。

合法かつ安心安全な民泊事業に取り組んでいる株式会社百戦錬磨との提携により、訪日観光客だけでなく国内の観光客が入居者との共同生活を体験したり、地域住民と交流できるなど、既存のホテル等では難しい地域連携の“おもてなしシェアハウス”を発展させ、地域活性化を狙う。

 

■団体概要
団体名称: 一般社団法人日本シェアハウス協会(現在会員数:153社)
所在地 : 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-8-3 プリエ阿佐ヶ谷1C
代表  : 会長(代表理事) 山本 久雄
設立  : 2010年7月(前身:一般社団法人シェアハウス振興会)
URL   : http://japan-sharehouse.org/



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