ヤフー子会社の「一休」、民泊の予約サイトを正式スタート

ヤフーの子会社「一休」が、宿泊予約サービス「一休.com バケーションレンタル」を2016年11月1日からスタートし予約受付を開始した。

高級別荘やヴィラ(古民家や町家)、コンドミニアムなど、ホテルや旅館とは異なるスタイルの宿泊施設を紹介し、厳正な選定基準をクリアした合法的な施設を中心に約100施設の掲載でスタートする。

”バケーションレンタル”(Vacation Rental)とは、欧米では一般的に活用されている宿泊形態で、物件所有者が使用しない期間に部屋を旅行者に貸し出すサービスや、貸し別荘・マンション型のコンドミニアムなどを指す総称である。ヨーロッパでは”ホリデーホーム”(Holiday Homes)と呼ばれることもある。

今年2月、「一休」はヤフーの完全子会社となり、4月には“キラリと光るこだわりの宿”と称し、カジュアル旅館・リゾート予約「一休.com キラリト」を開始。6月のオンライン旅行業界の国際会議では高級に特化した民泊事業への参入意欲を示していた。

「一休.com バケーションレンタル」では、ホテルの特別な「サービス」や旅館の「本格料理」はなくても、 上質な空間と快適性があるオリジナルな宿泊施設を厳選して紹介。

家族や知人のグループで一棟貸しを行ったり、観光拠点になる宿を予約して食事は地元の店で楽しんだり、古民家に泊まって田舎暮らしを体験するなど、ライフスタイルに合わせた宿泊施設を提案していくという。

軽井沢や白馬などの貸別荘や湘南や千葉にある高級別荘やヴィラ、北海道や沖縄のコンドミニアム、京都のリノベーションした町家や古民家などを掲載する予定。

また、オープン記念として、国内の宿泊施設から期間限定の割引プランや地元ワイナリーのワインがついた特別プラン等を用意している。



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