シンガポールと日本の時差は、1時間で、日本時間の方がシンガポール時間より1時間進んでいます。例えば日本が朝10時のときシンガポールは朝9時です。
シンガポールの標準時はGMT+8(日本標準時はGMT+9)で、サマータイムも採用していないため年間を通して時差は常に1時間差です。1時間の差はほぼ誤差の範囲なので、時差ぼけはありません。
本記事では、シンガポールと日本の時差や飛行時間、長時間フライトで疲れないためのコツや、現地で快適に過ごすためのポイント、シンガポールの気温などを詳しく解説していきます。
目次
シンガポールと日本の時差は、1時間
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日本とシンガポールの時差は1時間だけです!日本の方がシンガポールより1時間進んでいます。先ほども触れたとおり、日本時間の午前10時はシンガポールでは午前9時という具合です。
シンガポール到着後は忘れずに時計を1時間戻して現地時間に合わせましょう。たった1時間の違いなのでうっかり調整を忘れていても大事には至りませんが、予定通りに行動するためにも現地時間を意識してくださいね。
サマータイムがないため一年中同じ時差
日本とシンガポールの時差は年間ずっと1時間差で変動しません。その理由は、シンガポールにはサマータイム(夏時間)が存在しないためです。欧米などでは夏季に時計を1時間進める習慣がありますが、シンガポールにはありません。
シンガポールは赤道近くに位置し季節による日照時間の変化が小さいため、そもそもサマータイムの必要性がないのです。そのおかげで、日本との時差が季節で変わることもなく、いつ訪れても「日本より1時間遅れ」という覚えやすい状態が保たれています。
時差1時間は誤差、時差ボケほぼなし
1時間という時差は海外旅行先としては時差がほとんどないレベルのものです。そのため、体内時計への影響がごくわずかで時差ボケの心配が基本的にありません。
長距離フライトの疲労さえ取れれば、到着翌日から普段どおりの生活リズムで観光を楽しめるでしょう。さらに、日本とほぼ同じ感覚で行動できるので、到着後からすぐ観光も可能です。※搭乗便によります
また、シンガポールと日本はビジネス上の結びつきも強く、現地のビジネスアワーも日本と近いサイクルです。たとえばシンガポールのオフィスの営業時間は9時~18時頃が一般的で、日本の企業と大差ありません。
ショッピングモールも朝10~11時頃に開店し、夜は21~22時頃まで営業している店舗が多いです。食事の時間も日本人の感覚とさほど変わらず、正午前後にランチ、18~20時台にディナーというのが一般的。つまり、現地でも日本とほぼ同じリズムで行動できるので、時間帯のギャップで戸惑うことはありません。
シンガポールと日本の時差早見表
日本 | シンガポール |
---|---|
00:00 | 23:00(前日) |
03:00 | 02:00(同日) |
06:00 | 05:00(同日) |
09:00 | 08:00(同日) |
12:00 | 11:00(同日) |
15:00 | 14:00(同日) |
18:00 | 17:00(同日) |
21:00 | 20:00(同日) |
シンガポールへの飛行時間はどのくらい?
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続いて、日本からシンガポールまでのフライト時間を見ていきましょう。結論からいうと、主要空港からシンガポールへの直行便の場合、所要時間はおおよそ6~7時間程度です。
思ったより長くないですよね?実際、機内で映画を1本観て少し仮眠をとれば、あっという間にシンガポールに到着してしまいます。具体的な出発地ごとの目安は次のとおりです。
空港名 | 所要時間 | 飛行距離 |
---|---|---|
羽田空港(東京) | 約7~7時間40分 | 約5,300 km |
成田国際空港(東京) | 約7~7時間30分 | 約5,300~5,350 km |
関西国際空港(大阪) | 約6時間15分~6時間45分 | 約4,900 km |
中部国際空港(名古屋/セントレア) | 約6時間50分 | 約5,100 km |
福岡空港(福岡) | 約6時間25分 | 約4,600 km |
ご覧のように、日本各地からほぼ日中半日もあればシンガポールに到着できます。距離にすると東京~シンガポール間が約5,300km程度で、東京~ハワイ(約6,100km)より少し近いくらいのイメージです。
直行便の所要時間が6~7時間というのは、ヨーロッパやアメリカへの長距離フライトに比べれば断然短く、中距離フライトに分類されます。実際、時差も少なく移動時間も長くないことから、シンガポールは「海外旅行初心者にも行きやすい渡航先」として人気です。
日本からの直行便と経由便の違い
シンガポールへは日本各地の主要空港から直行便(乗り継ぎなしのフライト)が運航されています。成田・羽田(東京)、関西(大阪)、中部(名古屋)、福岡などから毎日直行便が出ており、JALやANAといった日系航空会社のほか、シンガポール航空やLCCのスクートなども就航しています。便数が多く日程の選択肢が豊富なので、旅行プランに合わせてフライトを選びやすいのがメリットです。
一方、地方在住で直行便の出ていない空港から出発する場合や、できるだけ航空券代を安く抑えたい場合には、経由便(乗り継ぎ便)を利用する手もあります。例えば台湾(台北)やタイ(バンコク)、フィリピン(マニラ)などで乗り継ぐルートが一般的で、その場合の所要時間はトータルで8.5~10時間以上かかるケースもあります。
乗り継ぎ時間も含めて移動に半日以上は見ておく必要があるため、体力的には直行便より負担が大きくなりがちです。特に深夜出発・早朝着など不規則なスケジュールになりやすいので、経由便を使う場合は疲労対策をしっかり考えましょう。
費用重視で経由便を選ぶのもアリですが、初めての海外旅行で不安がある方や、移動をできるだけ快適に済ませたい方には多少高くても直行便がおすすめです。
フライト時間帯と到着後の過ごし方
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日本発シンガポール行きの便は、朝〜昼に出発して夕方〜夜にシンガポールに着くパターンと、夜遅く日本を出て早朝にシンガポールに着くパターンが多いです。前者であれば到着日は夜景を見に出かけたり、少し夜市を散策したりとゆったり過ごせます。
後者の場合、朝から丸一日動ける反面、機内泊になって睡眠不足になりやすいので注意しましょう。到着後すぐ観光に出る予定なら、機内で少しでも睡眠をとっておくことが大切です。
逆にホテルに直行できる場合は、チェックインして仮眠を取るのもアリです。幸い時差が1時間しかないため、到着初日からでもスケジュールを組みやすいのはシンガポール旅行の利点ですね。
シンガポール旅行における時差ボケ対策
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前述の通り、シンガポールと日本の時差はわずか1時間なので深刻な時差ボケはまず起こりません。欧米への旅行のように「昼夜が真逆でつらい…」といった心配は不要です。
とはいえ、フライト時間が約7時間と決して短くはないので、機内での過ごし方や到着後の体調管理次第で、現地での快適さが変わってきます。ここでは時差1時間でも侮らない方がいいポイントと、旅行中の時間管理のコツをまとめます。
時差ボケはほぼなし!でもフライト疲れに注意
1時間の時差のおかげで、日本からシンガポール旅行では時差ボケの心配はほとんどありません。体内時計のずれがわずかなので、極端な睡眠障害や食事時間の乱れは起きにくいです。
多くの人は一晩しっかり眠れば、翌日には現地時間にすっかり順応できています。これは旅行者にとって大きなメリットですね。
ただし注意したいのは、フライト自体の疲れです。7時間前後の長時間フライトになるため、どうしても身体に負担はかかります。特に夜行便で現地早朝に到着するケースでは、睡眠不足でヘトヘト…なんてことも。
時差が1時間しかない分、「着いたらすぐ元気に遊べる!」と予定を詰め込みすぎてしまいがちですが、到着日は無理をしない方が結果的に旅を楽しめます。
飛行機を降りたらまずはホテルでシャワーを浴びたり、軽く仮眠をとったりして、移動疲れをしっかりリセットしましょう。体力に自信がある人も、最初の夜は早めに休むくらいのつもりでいると安心です。
出発前に生活リズムを微調整する
旅行の2~3日前から、就寝時間と起床時間を普段より少しずつ遅らせてみましょう。毎日15~30分程度ずつずらすだけでも、体内時計をシンガポール時間に近づけておくことができます。
時差1時間とはいえ事前準備しておくに越したことはありません。当日慌てないためのウォーミングアップだと思って試してみてください。
機内では現地時間を意識
飛行機に乗ったら時計をシンガポール時間に合わせて、機内で過ごす時間を調整しましょう。もしシンガポール時間でまだ日中にあたるなら、機内であまり寝過ぎないようにし、逆に現地時間の夜にあたるフライトならしっかり寝ておくのがおすすめです。
また、機内は乾燥しがちなのでこまめな水分補給を心がけ、アルコールやカフェイン飲料は控えめにします。長時間同じ姿勢でいると血行も悪くなるので、1時間おきくらいに軽くストレッチしたり席を立ったりして体をほぐすと良いですよ。
こうした機内での工夫だけでも、到着時の疲労感が大きく違ってきます。
現地に着いたら太陽の光を浴びる
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シンガポールに到着したら、できるだけ早く自然の光を浴びるようにしましょう。太陽の光は乱れた体内時計をリセットするのに効果的です。シンガポールは赤道直下で日差しが強いので、日中外を歩くと否応なしにたっぷり陽の光を浴びられます。
その際、帽子や日焼け止めで日差し対策をしつつ、水分補給も忘れずに!強い日差しの下で汗をかき、室内の涼しい空調空間に入る…という温度差で体力を消耗しがちなので、適度に休憩をとりながら行動してください。
明るい時間帯に屋外で過ごせば、夜には自然と眠くなり現地時間に合わせて就寝できるはずです。朝から夜までアクティブに動いて、時差を味方につけちゃいましょう。
繰り返しになりますが、シンガポール旅行では時差による影響は最小限です。ちょっとした工夫と十分な休息で万全の体調をキープし、思い切り旅を楽しんでくださいね。