onefinestayとは|民泊仲介サイト比較

onefinestayは、2010年にロンドンでスタートし、ロンドンやニューヨーク、パリ、ロサンゼルス、ローマを中心し2,600軒の部屋を展開するバケーションレンタルサービス。

AirbnbやHomeawayのような名前の知られた民泊仲介サービスとは異なり、onefinestayの特徴はラグジュアリー物件を中心に取り扱うのに加えて、ゲストに対するおもてなしもワンランク上のサービスを提供している点だ。

例えば、部屋の清掃の場合ホスト自身あるいは清掃代行会社に委託されている場合が多いがonefinestayの場合、タオルやトイレタリー、ベッドのシーツなどがローカルチームの手によって丁寧に準備される。

またチェックイン時のおもてなしにも気を抜かない。Airbnbではセルフチェックイン方式が活用されゲストとホストが一切会わないこともある一方でonefinestayは、ローカルチームのメンバーがホストに代わってお部屋に招待し鍵を手渡しする。

onefinestayは、既存の大手仲介サービスであるAirbnbやTripAdvisor Vacation Rentals、Homeawayなどとは一線を隠す、高級バケーションレンタルサービスだ。

 

仏大手ホテルのアコーホテルズが買収

フランス・パリを本拠とし、「メルキュール」「ノボテル」「イビス」などのブランドを展開するフランスホテルチェーン大手「アコーホテルズ」は2016年に、「onefinestay(ワンファインステイ)」を買収。

買収額は1億4800万ユーロ(約180億円)となる見通しで、国際的な事業展開に向けて6400万ユーロ(約80億円)の追加出資も行うとしている。

民泊といえばAirbnb(エアービーアンドビー)が世界的に有名であるが、onefinestayは、ラグジュアリー物件を取り扱っている点で異なる。Airbnbなどの既存民泊仲介サイトと比べると宿泊料金は高めであるが、ワンランク上の体験をできる点が人気だ。

2015年6月には、onefinestayは世界ホテルグループ「ハイアットホテルズアンドリゾーツ(Hyatt Hotels and Resorts)」らから、4000万ドル(約50億円)を調達。老舗大手ホテルチェーンと新興民泊仲介サービスとのパートナーシップはホテル内外からの注目を集めていた。onefinestayは今後アコーホテルズ傘下で独自性を保ちつつ5年以内に40都市へ拡大を目指す。



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