Airbnb、キャンセルポリシーを改善。ホストへの影響は?

Airbnbは、宿泊予約のゲストに対して適用しているキャンセルポリシーの返金規約を一部改正したことを発表した。Airbnbのゲストがキャンセルした場合に適用されるキャンセルポリシー「柔軟、普通、厳格」の名称は、そのままでその表示方法とAirbnbサービス手数料の返金部分の対応が変更になる。

従来はゲストがキャンセルした際にいくら返金されるのかその返金額がわかりにくくホストと返金トラブルになる可能性もあったが、表示方法の改善で規約と返金適用期限日が表示されるようになったことで返金をめぐるトラブルは減る見込みだ(下図参照)。

Airbnbのキャンセルポリシーについても従来はAirbnbゲストサービス料は返金されなかったが、年間3回までに限りゲストに返金されるようになる。これからは全額返金適用の期間内にゲストがキャンセルすると、Airbnbゲストサービス料を含めた全額が返金されるようになる。

 

Airbnbホストへの影響とは?

今回のキャンセルポリシーの一部改正に伴いホストにはどんな影響があるのだろうか?結論から言うとホストとゲストの双方にとってデメリットとなるような影響は特にない。

ゲストに対して従来よりもキャンセルポリシーの存在が伝わることで返金関係の行き違いは減りそうだ。またこれまでは全額返金を行いたい場合でもAirbnbサービス手数料だけは返金されず、ゲストへの説明が難しくなる場面も多かったがこれもなくなる。

キャンセルポリシーの一部改正に伴い、返金が適用される期限や受取金額、ホストサービス手数料は変更にならないため、特にホストとして行うべき対応はない。もし返金適応期限内にゲスト都合でキャンセルすることになった場合は、全額返金される旨を伝えてもよさそうだ。



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