東京都大田区で民泊許可申請の受付が開始されるなど、ますます「民泊」が盛り上がってきています。しかし、既存民泊ホストにとっては、民泊の盛り上がりはあまり嬉しいニュースではないかもしれません。
実際、物件の増加に伴い一部の地域では、1-2年前に比べると明らかに稼働率や売上が落ちるという事態が発生しています。
この理由とは単純に、民泊を始める人が増えたことで、物件の供給数が急増しているからです。このような競争環境下においては、ご自身のお部屋のだけにしかない付加価値、バリューを高める必要が出てきます。
「部屋の写真」で全てが決まる
ゲストが物件を選ぶ際の判断軸として、もっとも影響が高いのが「部屋の写真」です。リスティングの説明文に長文の説明があったとしても、「あり」か「なし」かを決める一瞬は、「部屋の写真」で判断されてしまいます。
どんなに素晴らしいホスピタリティ精神でゲストをおもてなししても、その部屋に興味があるかないかは「部屋の写真」でぼぼ決着がつきます。
民泊向けのリノベーションの重要性
ゲストを惹きつける部屋の写真を撮るためには、写真の加工技術も必要ですが、それ以上にお部屋自体がどれだけ魅力的なのかが重要です。
中途半端なお部屋を画像加工ソフトで見た目だけ繕ったところで、予約は入ってもゲストの満足度を下げてしまうだけです。
そこで今後、差別化戦略の要として重要になってくるのが民泊向けのリノベーションです。
とは現状、民泊用に貸し出すお部屋をリノベーションしている人はあまりいません。それは従来、初期投資をかけてリノベーションしなくても、十分に予約が埋まったからです。
しかしそれは、2015年までの話です。2016年に入り大手企業の民泊参入により競争が激化した際に、内装面での付加価値がない場合、内装面をしっかり作り込んでくる大手企業にほぼ太刀打ちできなく恐れがあります。(大手企業の規模感は以下の日本経済新聞記事をごらんください。)
大京は今春をめどに一般住宅に旅行者を有料で泊める「民泊」事業に参入する。規制緩和を促す「国家戦略特区」で民泊を認める東京都大田区を中心に展開する。初年度に約100戸の空き家を買い取って改装し、宿泊者を受け入れる。
日本経済新聞(2016/1/19 2:00):大京が「民泊」参入 特区の東京・大田で16年春から
「ゲストへのおもてなし面で大手企業を上回るんだ!」そんな意気込みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、お部屋を選ぶ段階では、ゲストは「部屋の写真」で宿泊する場所を選んでしまうため、「おもてなし」は、あまり差別化ポイントにはなりません。
今こそ、内装面で圧倒的な差別化ポイントとなるリノベーションやリフォームが、お部屋の付加価値をあげる要素として重要になると言えます。
民泊専用のリノベーションサービス
民泊情報メディアAirstairは、店舗・オフィス・住宅(中古住宅+リノベーション)の設計、施工で多数の実績を持つ「TRUST」とタッグを組み、Airbnb代行業者、物件オーナー、これから物件オーナーになる予定の方向けに民泊用物件のリフォーム・リノベーションサービスを開始しました。
リノベーション後の宿泊費値上げ幅のご提案や内装費用の回収期間のシミュレーションから家具や小物の選定やインテリアコーディネートまで幅広くサポートします。
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