ANAは、2025年6月24日(火)以降の予約・発券のANA国際線特典航空券について、片道からマイル利用が可能になると発表しました。
従来、ANAの特典航空券(貯めたマイルで交換する航空券)は、国内線では片道から利用することができましたが、国際線では往復でしか利用することができませんでした。
2025年6月24日(火)以降の予約・発券分については、ANAでも片道からマイルを利用した予約ができるようになります。なお、JALでは、従来から国内線、国際線ともにマイルが利用できます。
日本(Zone 1)発着での最低利用マイル数(ローシーズン)は、ソウルの場合は片道6,000マイル、上海、香港、台北、マニラは、片道8,500マイル、シンガポール、バンコクは片道15,000マイル、ハワイは片道17,500マイルとなります。
従来の場合は、往復でしかマイルを利用できなかったため、片道で必要になるマイル数の2倍のマイル数が必要となり、一定のマイルが貯まらないと利用ができませんでしたが、片道から利用できるようになったことで、そのハードルが下がりました。
なお、ANAでは、今回の変更に伴い、必要マイル数の改定も実施。全ゾーンのローシーズンエコノミークラスでは改定はないものの、ハイシーズン (H)やビジネスクラス(C)などで必要マイル数が増える改定が入っています。
ANA国際線特典航空券 必要マイル数
ローシーズン (L)、エコノミークラスに限定した場合の片道、往復の必要マイル数(改定後)は以下の通りです。
片道必要マイル(改定後)
出発地(ゾーン) | 到着地(ゾーン) | 必要マイル数(片道) |
---|---|---|
日本(Zone 1) | 韓国・ロシア1(Zone 2) ソウル ウラジオストク | 6,000マイル |
日本(Zone 1) | アジア1(Zone 3) 北京 大連 瀋陽 青島 上海 杭州 広州 厦門 成都 武漢 深セン 香港 台北 マニラ | 8,500マイル |
日本(Zone 1) | アジア2(Zone 4) シンガポール バンコク ホーチミン ヤンゴン ジャカルタ ムンバイ デリー ハノイ クアラルンプール プノンペン チェンナイ | 15,000マイル |
日本(Zone 1) | ハワイ(Zone 5) ホノルル | 17,500マイル |
日本(Zone 1) | 北米(Zone 6) ロサンゼルス サンフランシスコ シアトル サンノゼ ワシントン ニューヨーク シカゴ ヒューストン バンクーバー メキシコシティ | 20,000マイル |
日本(Zone 1) | 欧州・ロシア2(Zone 7) ロンドン パリ フランクフルト ミュンヘン デュッセルドルフ ブリュッセル ウィーン ミラノ ストックホルム モスクワ イスタンブール | 22,500マイル |
日本(Zone 1) | オセアニア(Zone 10) シドニー パース | 18,500マイル |
往復必要マイル(改定後)
出発地(ゾーン) | 到着地(ゾーン) | 必要マイル数(往復) |
---|---|---|
日本(Zone 1) | 韓国・ロシア1(Zone 2) ソウル ウラジオストク | 12,000マイル |
日本(Zone 1) | アジア1(Zone 3) 北京 大連 瀋陽 青島 上海 杭州 広州 厦門 成都 武漢 深セン 香港 台北 マニラ | 17,000マイル |
日本(Zone 1) | アジア2(Zone 4) シンガポール バンコク ホーチミン ヤンゴン ジャカルタ ムンバイ デリー ハノイ クアラルンプール プノンペン チェンナイ | 30,000マイル |
日本(Zone 1) | ハワイ(Zone 5) ホノルル | 35,000マイル |
日本(Zone 1) | 北米(Zone 6) ロサンゼルス サンフランシスコ シアトル サンノゼ ワシントン ニューヨーク シカゴ ヒューストン バンクーバー メキシコシティ | 40,000マイル |
日本(Zone 1) | 欧州・ロシア2(Zone 7) ロンドン パリ フランクフルト ミュンヘン デュッセルドルフ ブリュッセル ウィーン ミラノ ストックホルム モスクワ イスタンブール | 45,000マイル |
日本(Zone 1) | オセアニア(Zone 10) シドニー パース | 37,000マイル |