近年、「癒し」への注目が集まる中で、アロマテラピーを楽しむ方が増えています。
アロマテラピーとは、植物の有効成分を含んだ、”精油(エッセンシャル)”を用いて、リラックスできる空間を作ることです。
アロマテラピーとはアロマ(芳香)とテラピー(療法)を合わせた造語で、文字通り「芳香療法」のことです。 植物が持つ香りや有効成分が凝縮された精油を使って人間の身体に本来備わった自然治癒力を高め、健康維持や疲労回復、体調不良などの心身の不調を癒すことで病気になりにくい体質を作る効果が期待されています。
アロマテラピーの効果と注意点 | スキンケア大学
最近のアロマ人気に合わせてアロマディフューザーはもちろんこと多くのエッセンシャルオイルも販売されておりすでにアロマテラピーを楽しんでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
個人のお部屋でアロマテラピーを楽しむ分には何も問題はありませんが、Airbnbなどの民泊で貸し出すお部屋でのアロマは諸刃の剣となるため注意が必要です。
民泊でのアロマはおすすめしない理由。
アロマテラピーを個人で楽しむ分には何も問題ありません。ゲストにも快適な空間を作るためにアロマディフューザーをお部屋に導入するのを検討していらっしゃるのであればそれはおすすめできません。
それは、あるエッセンシャルオイルの香りがいい香りなのか嫌な香りなのかは、人によって異なるからです。
たまたまいい香りと思ってくれるゲストがいらしゃれば評価が高くなる可能性はあるかもしれません。しかし、もしその香りが合わないゲストが来ればとんでもないクレームに発展します。
それはそうですよね、臭い部屋で寝なければならないという苦痛は耐え難いものになるでしょう。
よって、Airbnb民泊ホストは、どんな香りにするかにこだわるのではなく、いかに無臭にできるかにこだわる必要があると言えます。
お部屋を無臭に保つために気をつける清掃ポイント
お部屋のニオイをファブリーズなどの消臭剤でごまかせばよいやとお考えではないですか?消臭剤でその場限りの対策ができても、根本的な問題であるニオイの元をしっかり除去しなければ意味がありません。
ニオイが発生しやすい「ニオイスポット」はある程度限られています。ニオイ発生源を特定し、お部屋のニオイをなくすようにしていきましょう。
・キッチン
・換気扇のフィルター
・ソファー
・バスルーム(排水溝、水あか)
・トイレ(便器の側面、便器周辺の壁)
・エアコン(フィルター)
・洗濯機の排水溝
キッチン
中長期の滞在になればなるほど、キッチンを利用したいと考えるゲストも少なくありません。ゴミ取りフィルターの清掃だけで満足しているならば注意が必要です。
下水管のニオイは、排水トラップにたまっている水によって防ぐことができますが、排水トラップ自体がニオイの発生源となるとそれを防ぐことはできません。
排水トラップに食べ物カスがたまりニオイの発生源となることもあるため、ごみ取りフィルターの清掃だけで満足せず、排水トラップも定期的に清掃を行うようにしましょう。
ソファー
ソファーのお掃除してますか?ソファーは、ゆっくりと腰掛けてリラックスできる便利なものですが、掃除をしないでいれば巨大なニオイ発生装置になる危険をはらんでいます。
ソファーの上でゆったりとくつろぎながらお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりすることはだれでも経験があるのではないでしょうか?
食べカスなどがソファーの隙間にたまれば、ニオイの発生源になってしまいます。こちらも定期的に清掃を行うようにしましょう。
フィルター
エアコンや浴室乾燥機、キッチンの換気扇などいたるところにフィルターはあるものです。
このようなフィルターの清掃などはAirbnbなどの民泊専門清掃会社でもやってくれないことが多いため定期的に清掃を行う必要があります。
エアコンを久々につけた時に、カビのニオイがエアコンか出てきた…そんな経験をお持ちではないでしょうか?ゲストにこんな思いをさせたら最悪です。
フィルターの清掃は、ニオイの発生源を根絶させるメリットがあるだけではなく、通気性アップにより電気代を浮かせる効果もあります。
定期的な清掃をおすすめします。
トイレ
しっかりと清掃したつもりでもどこからともなくニオイを放ち始めるニオイ発生率No1のニオイスポットです。
しっかりと清掃してもニオイが全然消えないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?その場合は、清掃方法が間違っているかもしれません。
そもそもなぜトイレは臭いのか?それは、尿の飛び散りなどで雑菌が繁殖し、時間とともにアンモニア臭を発生させているからです。
どんなに清掃してもニオイが消えない!とお困りの方は以下のトイレ特有のニオイ発生ポイントをおさえて清掃されることをおすすめします。
・便器周辺の床と壁
・便器の側面(外側)
・便器と床の接合部分
・ウォシュレット便座の裏面と接合部の汚れ
Photo via Visualhunt.com