目次
ANAマイル おすすめの使い道
国内線特典航空券への交換
「特典航空券」とは、ANAマイレージクラブで貯めたマイルで交換できる航空券のことです。ANAの国内線の予約にマイルを利用することができます。
国内線では、1月中旬~2月上旬、4月、12月上旬~中旬までをローシーズン (L) 、GW・お盆・クリスマス・年末年始をハイシーズン (H)、それ以外をレギュラーシーズン (R)としていて、シーズンにより必要マイル数が異なります。
必要マイルは、利用区間により異なりますが、ローシーズンでは6,000マイル~、レギュラーシーズンでは6,500マイル~、ハイシーズンでは9,000マイル~になります。
例えば、東京(羽田)ー大阪(関西)のローシーズン往復は6,000マイルで利用可能です。運賃は、約31,000円~約12,000円※の運賃となるため、1マイルの価値は最大5円となります。
※2024年10月24日(木)の運賃の場合(普通運賃、ANAスーパーバリュー運賃)
国際線特典航空券への交換
ANAの「特典航空券」は、国内線だけではなくANAの国際線はもちろんのこと、提携航空会社の航空券にも交換できます。国際線は往復12,000マイルから利用可能です。片道での利用はできません。
国際線の必要マイル数を確認するには、まず、出発地と目的地のゾーンがどこかを確認します。その後利用ゾーンに応じたローシーズン (L)、レギュラーシーズン (R)、ハイシーズン (H)の日付を確認しましょう。
最後に座席クラスを決めることで、旅行先の必要マイル数がわかります。
例えば、日本(Zone 1)ー韓国(Zone 1)区間をエコノミークラスでレギュラーシーズン (R)に往復利用した場合の必要マイルは、15,000マイルと税金・料金等約16,700円です。
同一区間の往復運賃は、エコノミークラスのFull Flex(普通席)で約11万4千円です。1マイルの価値は、約6円です。国内線よりも国際線のほうが1マイルの価値が高めです。
なお、ハワイ(ホノルル)路線やソウル(仁川)路線は人気路線で、数か月後の便を探しても基本的には空席はありません。そのため、予約受付開始日での予約が重要になってきます。
国際線は復路搭乗日の355日前から予約可能です。予約変更は無料ですが、キャンセルには1人3,000マイルの手数料がかかります。
※2025年7月14日~17日のFull Flex運賃
座席のアップグレード
ANAのマイルの使い道の一つは、座席アップグレードです。
ANAでは、エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストの4クラスが用意されており、マイルを使って上位クラスへの変更が可能です。
必要なマイル数は片道9,000マイルから始まり、最長区間でビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードなら45,000マイルです。
申し込みは、航空券番号が205(ANAで発行された航空券の番号)から始まる場合はANAのWebサイトから、それ以外は電話で行うことができます。
搭乗355日前から出発24時間前までが受付期間です。国内線にも「普通席」「プレミアムクラス」という2つの座席クラスがありますが、マイルでのアップグレードには対応していません。
国際線の超過手荷物料金の支払い
ANAのマイルは航空券の予約や座席アップグレードだけではなく、国際線の手荷物超過料金の支払いにマイルを使えるため、現金も持ち出しがなくおすすめです。
手荷物料金の支払いにマイルが使えるのは、ANAマイレージクラブ会員本人、および会員ご本人が特典利用者として登録された方のみです。
例えば、アジア・オセアニアから北米・ハワイ・南米・欧州・アフリカ・中東への路線では、超過手荷物1つにつき20,000マイル、重量超過(23kg超~32kg以下)で6,000マイルが必要となります。
手荷物料金の支払いにマイルを使うには、ANA運航便を予約した上で、出発当日チェックインカウンターまたは手荷物預け入れカウンターで手荷物を預け入れてください。
その際にANAマイレージクラブカードを提示し、超過手荷物料金をてマイルで支払いたい旨を、スタッフにお伝えるだけでOKです。
ANAマイル 10,000マイル未満の使い道
ANAマイルが10,000マイルも貯まっていないけど、使い切ってしまいたい・・そんなときに使えるマイルの交換先とはどこが良いのでしょうか。
国内線の特典航空券のローシーズンであれば6,000マイル~から特典航空券への交換ができるため、もっとも賢い活用法です。今週のトクたびマイルや減額マイルキャンペーンも駆使すればよりお得に交換できます。
まだそんなにマイルが貯まっていないという方については、少額マイルから交換できる以下の選択肢から検討してみると良いでしょう。
ANAショッピング A-styleでの買い物
ANAショッピング A-styleは、少額のANAマイルでも賢く使えるANAの通販オンラインショップです。マイルが使えて貯まる、ANAマイレージクラブ会員ならお得に買い物ができます。
ANAのマイルを1マイル=1円で使って買い物をすることができ、カードの支払いとも併用ができるため、少額のマイルでも無駄なく使うことができる便利なECサイト※です。
ANAオリジナル商品やトラベルグッズ、ファッション、グルメなど、幅広いカテゴリの商品が揃っているため、日常では手が出にくいプチ贅沢を楽しむのに最適です。
※マイル・ポイント・クーポンでのお支払い分は、マイル積算の対象外です。
マイルを使って投資する
「トラノコ」とは、定額積み立ても、おつりやマイル・ポイントも投資に回せる「コツコツ投資」アプリです。ANAのマイルをトラノコに移行して投資を行うこともできます。
持て余しているマイルを使って投資ができるので、投資には興味があったけど、まだ始められていないという方におすすめのサービスです。
トラノコを始めるには、はじめてトラノコにて投資口座の新規申込を行ったあとに、トラノコアプリ内の「マイルで投資」の中からマイルを選択し、お進みください。
ANA Payでの支払いに利用する
ANA Payとは、ANAマイレージクラブ アプリで使える、スマートフォン決済サービスです。
機能拡充により、マイルを1マイル1円換算でANA Payにチャージして使えるようになりました。少額のマイルでもチャージして普段の買い物に利用することができます。
ANA Payは、全国のiD加盟店、Visaのタッチ決済加盟店、Smart Code対応加盟店で利用できます。
なお、ANAのマイルからチャージした場合は、ANA Payマイルを使用、またはチャージした翌月から起算して1年が有効期限になります。
ANAトクたびマイルを利用する
ANAのトクたびマイルとは、対象期間中に限り、通常のマイル数より少ないマイルで国内線特典航空券を利用できるサービスです。
毎週火曜日正午に対象路線が発表され、翌日水曜日0時から予約受付を開始。翌週水曜日までの搭乗が対象となります。比較的、急な旅行とはなりますが、片道3,000マイルから利用できる場合もあり、非常にお得なサービスとなっています。
通常の国内線特典航空券では、最も必要マイル数が少なくて済むローシーズン (L)でも片道6,000マイルは必要になることからも、片道3,000マイルがとれだけお得なのかお分かりいただけるのではないでしょうか?
仮にお目当ての路線がなかった場合でも、ANAのトクたびマイルは毎週火曜日正午には、また次の分の対象路線が発表となるので、継続して確認してみると良いでしょう。
減額マイルキャンペーンを利用する
減額マイルキャンペーンとは、国内線特典航空券の発券の必要マイル数を期間限定で減額するキャンペーンのことです。
減額マイルキャンペーンの開催時期は、不定期となりますが、ANAが毎月29日限定で実施しているお客様感謝デー「ANAにキュン!」の一企画として、開催される場合があります。
2024年7月に開催された「ANAにキュン!」減額マイルキャンペーンでは、必要マイル数が通常の半額ほどになるというお得なキャンペーンが実施されていました。
具体的には、大阪(伊丹)⇔宮崎路線では通常7,500マイルが片道3,900マイルに、東京(羽田)⇔福岡路線では通常9,000マイルが片道5,900マイルに、東京(羽田)⇔沖縄路線では通常10,500マイルが片道6,900マイルです。
「ANAにキュン!」は毎月開催されていますが、減額マイルキャンペーンは毎月開催されているわけではないため、このキャンペーンにあわせてマイルを利用するというも手です。
ANAマイル 賢い使い道
ANAスカイコインと交換する
ANAスカイコインとは、ANAの航空券や旅行商品のお支払いに使える電子クーポンです。
マイルからスカイコインへの交換率は、交換するマイルの数量やマイレージクラブ会員ステータス、ANAカードの種類などによって異なりますが、交換率は、1.2=1.7倍の間で変動します。
マイルから交換したANAスカイコインは1コインを1円分として、10コイン単位で利用できるので、もし交換率1.7倍でマイルからスカイコインに交換すれば、1マイルの価値は、1.7円となります。
交換率1.7倍を実現するには、プレミアムメンバーサービスでなければならずハードルは高いですが、ANAスーパー フライヤーズカード、ANAカード プレミアム、ANAゴールドカードをお持ちであれば、最大1.6倍の交換率を目指すことが可能です。
スカイコインに交換するメリットとしては、座席数が限られていて簡単には取れない特典航空券とは異なり、通常の航空券予約の支払いに充当できるので、予約しやすいという点が挙げられます。
また、スカイコインで予約した航空券にはマイルとプレミアムポイントの両方が付与されるというメリットもあります。特典航空券では付与されないため、ステータス獲得を目指している方におすすめです。
提携パートナーポイントと交換する
ANAマイルの使い道としては、楽天ポイントやTポイントなど提携パートナーの各種ポイントに交換するという方法もあります。
ANAマイルの交換先には、スターバックスや電子マネーの「楽天Edy」、楽天ポイント、Vポイント、nanacoポイントなどがあり、各種ポイントサービスへの交換が可能です。
交換率は、提携サービスによって異なる場合がありますが、概ね1万マイルを1万円分のポイントに交換できます。交換率は100%のため、「ポイント交換」での1マイルの価値は1円です。
1マイル5円以上も狙える国内線や国際線の特典航空券と比べるとマイルの価値は下がりますが、特に旅行の予定がない方にとっては、マイルを無駄にしない利用先としておすすめです。
なお、Airjapanのフライトバウチャーでは、10,000マイルの交換率が1.1倍で、11,000円分のバウチャーとの交換が可能です。Airjapanのフライトバウチャーであれば、1マイルの価値は1.1円となります。
提携先 | 交換率 |
スターバックス カード | 100% |
楽天Edy | 100% |
楽天ポイント | 80% |
Vポイント | 100% |
nanacoポイント | 100% |
メトポ(東京メトロ) | 100% |
Suica | 100% |
エムアイポイント | 100% |
ピーチポイント | 90% |
AirJapan | 110% |
Marriott Bonvoy | 100% |