子ども連れを対象にしたレジャー情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディは、民泊利用に関するアンケート調査を実施し、家族旅行で「民泊を利用したことがある」と回答した人が約2割にのぼることを明らかにした。
これまで国内の民泊需要は、訪日外国人を中心として利用者が多かったが、ファミリー層でも約2割の民泊利用があったことから同社は「子育て層にも、民泊が浸透している」との見解を示した。
民泊を選択するうえで重視する項目に関しては、「価格」の要素が最も多く旅行時に宿泊代金を抑え、その分を遊びなどにかけたいと考える人が多いようだ。一方で「ホストやほかの宿泊者との交流ができる」という民泊本来の体験を重視する回答も多かった。
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また、民泊予約する際に利用した民泊仲介サイトに関する質問では、民泊仲介サイト世界最大手が19%で最も多く続いてOTAとして知られるBooking.comの13%が続いた。
一方で、家族旅行で民泊を利用したことがない人の理由については、「民泊施設の情報自体が身近にないから」が36.5%と最も多く、次いで「安全面に不安があるから」36.1%、「衛生面に不安があるから」31.9%といった回答が続いた。
今後も民泊を利用したいかという問いについては、約9割が「はい」と回答。6月15日に控えた住宅宿泊事業法の施行を前に民泊に対するネガティブな報道も目立つが、次も利用したいと考える人が非常に多いことがわかった。
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