アプリではじめるアパート経営「TATERU(タテル)」の開発・運営を行う株式会社インベスターズクラウドの子会社iVacationは、他社に先駆け、ホステルブランド「TRIP POD(トリップポッド)」の立ち上げを発表した。
株式会社iVacationは宿泊マッチングプラットフォーム「TATERU bnb」の開発、運営を行うほかIoTデバイス「TATERU Phone」の運営を行っていたがホステル事業に本格参入する。
TRIP PODの1号店は「TRIP POD FUKUOKA -snack&bed-」。アジアの玄関口である福岡で、9月に開業する予定だ。5階建てで、60台のベッドが設置される。iVacationでは、福岡を皮切りに、既に民泊として運営している京都「タテル庵」、福岡「TATERU ROOM」も、TRIP PODとして新たにブランディングする予定だ。
TRIP PODのコンセプトは、「Vacation × Technology」、あらゆるテクノロジーを駆使したサービスが魅力だ。そのサービスの中核となるのが、宿泊客に無料で貸し出されるスマートフォン「TATERU Phone」だ。
このTATERU Phoneは、手軽に多言語対応のコンシェルジュサービスを受けられる機能もついており、チャット機能を使っていろいろな質問ができる。今のところ、日本語、英語、中国語、韓国語に対応していて、24時間対応、レストラン予約や観光案内などのサービスが用意されている。
また、フロント業務もTATERU Phoneを利用して、シンプルかつ効率的に行えるようにするという。今後は、デザリングや翻訳機能、観光地案内の音声サービスも開発し、訪日外国人の宿泊や観光を手厚くサポートしていく方針だ。
TRIP PODの2つのめの柱として用意されているのは、訪日外国人のニーズが高い日本文化の体験だ。9月に開業する「TRIP POD FUKUOKA -snack&bed-」は、ホステルの名前にもsnackという言葉が使われるように、日本を代表するお菓子を思う存分食べられるサービスを展開する。
宿泊客は、このサービスを無料で利用でき、和菓子や駄菓子だけでなく、ご当地でしか食べられないお菓子やスナック菓子まで多彩な菓子も楽しめる。さらに、これらの菓子は、ホステルで食べるだけでなく、気に入ったらお土産として購入し、持ち帰ることもできるようにするという。