民泊を始めようとお考えの方が疑問に持つ「鍵の受け渡し」。現在、日本国内で運用されているAirbnb掲載物件の中で、主流となっている鍵の受け渡し方は、郵便ポストを利用したセルフチェックイン方式となっている。

郵便ポストにキーボックスを設置しその中に鍵を入れておく方法であり、この方法はゲストとホストにとって効率的に鍵をお渡しできる方法ではあるが、効率的であるが故のデメリットもある。

今回は、実際に民泊物件で取り入れられる鍵の受け渡し3パターンと、パターンごとのメリットとデメリットをご紹介する。

 

鍵受け渡し代行サービス

鍵の受け渡しだけを代行する会社が登場している。忙しい民泊ホストに代わり、運用代行サービス会社のスタッフがゲストと直接対面し、鍵の受け渡しとお部屋やハウスルールの説明を直接行うサービスだ。

部屋内にハウスルールを掲示していたとしても、ゲストと一切対面をしない運用をしていると、ハウスルールが守られないということは発生しうる。しかし、ゲストと直接対面し、注意事項などを口頭でゲストにお伝えすることで、トラブルを極限まで減らすことが可能。

もちろん必ず対面しなければならないということはないが、トラブルを最小限にまで減らして、評価を上げたいと考えているのであれば、鍵の対面受け渡しも検討すべきでしょう。

 

直接手渡し

直接手渡しとは、ゲストと最寄り駅や玄関前などで待ち合わせをして直接鍵を受け渡す方法。

郵便ポストを利用したセルフチェックイン方式に比べるとホストの手間がかかるが、ゲストと対面して直接ハウスルールを説明することができるため、ハウスルールをゲストに遵守させることができる。

また実際にゲストと会って説明をする場合、郵便ポストを利用したセルフチェックインに比べると高い評価が得られやすい。

一方で、待ち合わせをして鍵の受け渡しをした場合、ゲストが時間に遅れて何時間も待つ必要が生じるなどデメリットもあるため注意が必要だ。

真夜中に飛行機が遅れたゲストから空港に到着したと連絡が来ることもある。そんな緊急時にも対面して鍵を受け渡しをしなければならず、民泊の運用が大変になることも。

 

セルフチェックイン

大都市を中心にもっとも多く利用されている鍵の受け渡し方法。効率をもっとも重視したチェックイン方法だ。

やり方は簡単、部屋の鍵をキーボックスなどに入れて部屋の郵便ポストに設置。郵便ポストやキーボックスの鍵の開け方を事前にゲストに伝えるだけ。

ゲストとっては自分の好きなタイミングでチェックインできるとともにホストにとっても手渡しの必要がなく効率に運用ができるメリットがある。

一方で、チェックインチェックアウト含め滞在期間中、ゲストと顔を合わせる機会がないことから、宿泊人数を偽られる場合や、ハウスルールが守られないなどのデメリットがある。

評価スコアに関しても、直接対面して鍵を手渡しする場合と比べると高い評価を獲得するのは少々難しくなる。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、鍵の受け渡しパターンごとにメリットとデメリットがある。ご自身の運用スタイルにあった方法を選んでみてはいかがだろうか?

受け渡し方法メリットデメリット
直接手渡し・ゲストから高い評価を得やすい
・ゲストにルールを遵守してもらえる
手間がかかる
・深夜の鍵の受け渡しも。
郵便ポスト効率的に鍵の受け渡しができる
・費用やリソースがかからない。
高い評価を獲得しにくい
鍵受け渡し代行・ゲストから高い評価を得やすい
・ゲストにルールを遵守してもらえる
代行費用がかかる


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