「事前承認」とは、宿泊の問い合わせをしてきたゲストに対してホストが「泊まって良いですよ」という承認の意思表示をする機能です。
「事前承認」の使い方
使い方は、非常に簡単です。ゲストから問い合わせがあると、メールやSMSにて問い合わせがあったことが通知されるとともにAirbnbのダッシュボード画面にも問い合わせの新着情報が表示されます。
メッセージスレッドに行くと、問い合わせしてきたゲストを「泊まって良いですよ」という許可を与えるかどうかをホストが選べるようになっています。
ホストは、ゲストの過去の宿泊実績と評価スコアなどを見ながら、信頼できるかどうかを判断し「泊めても良い」と思った場合は「事前承認」を送ることで、ゲストは支払いを行うことで予約を確定させることができます。
もし、ゲストの過去のレビューが悪かったりあまり信用できない場合は、「却下」することができます。
その場合は、そのゲストは予約できなくなります。
なお、「却下」したことについてのお詫びのメッセージを送るべきかどうかですが、もちろんゲストに一言お伝えすると親切ではありますが、特に何も返信を行わなくても特に問題はありません。
「事前承認」は予約の確定ではない!
「事前承認」は、ゲストに対してホストが「泊まって良いですよ」という承認の意思表示をするだけです。
あくまでも意思表示をするだけなので、事前承認をした期間のカレンダーがブロックされることはなく、ゲストゲストが重複する形で予約問い合わせをすることは可能です。
そのため、もしあるゲストからきた問い合わせに対して「事前承認」をお送りしたあとに、同一期間で別のゲストから問い合わせが来ることも十分にあるということです。
重複する期間で2人以上のゲストから問い合わせがあった場合は、宿泊期間が長いゲストを優先したほうがよいでしょう。
事前承認は24時間以内に必ず行うこと
絶対に守っていただきたいのは、この事前承認は「24時間以内」に行わなければならない点です。
24時間以内に返信しない場合、返答率が下がってしまい、SEO対策などに悪影響を与える要因となってしまいます。
お忙しい方もいらっしゃるとは思いますが、事前承認は必ず24時間以内に行いましょう。
事前承認を取り消しキャンセルした場合
事前承認の送信後に、ホストはその事前承認を無料でかつ何のペナルティもなくキャンセルすることはできます。
キャンセルの仕方も簡単で、メッセージスレッド上で「事前承認を削除」を押すだけです。
ただしキャンセルできるのは、事前承認後にその内容で予約確定になっていない場合に限られます。
もし間違って事前承認を送ってしまい、その誤った内容で予約確定になってしまった場合、事前承認の取り消しはできず、宿泊予約のキャンセルか、宿泊予約内容の変更をゲストに提案する必要がでてきます。
宿泊予約のキャンセルをホストから行った場合大きなペナルティが発生するため、全くおすすめはできませんし、宿泊予約内容の変更もゲスト側には一切落ち度はないことから難航することが予想されます。
事前承認を送る際は、宿泊人数に間違いがないか、宿泊期間に間違いがないかをしっかりと確認し、慎重に事前承認を送るようにしましょう。
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