Airbnb、IPOを前にホテル直前予約アプリ「Hotel Tonight」の買収に向けて交渉か

民泊仲介サイト世界大手のAirbnb(エアービーアンドビー)がホテル直前予約サービス「Hotel Tonight」の買収に向けて交渉にあるとThe Wall Street Journalが報じている。

Airbnbは、ネット通販最大手のAmazon(アマゾン)幹部のデーブ・スティーブンソン(Dave Stephenson)氏を最高財務責任者(CFO)として迎え、新規株式上場(IPO)に向けた準備を進めていた。

そのような状況下で浮上したのは、ホテル直前予約サービス「Hotel Tonight(ホテルトゥナイト)」の買収話だ。

「Hotel Tonight」は、高級ホテルの直前予約に特化したホテル予約アプリで、現在アメリカやヨーロッパ、オーストラリア等で展開しているサービス。直前まで売れ残っている部屋をホテルから仕入れ、ディスカウント価格で提供している点が特長だ。

「Hotel Tonight」がリリースされた当初は、当日予約に特化し大幅なディスカウント価格を提示したことで注目を集め、日本でも2014年にグリーがホテルの当日予約に特化した専用アプリ「Tonight」をリリース。

「Tonight」はその後、香港を拠点とする宿泊予約サービスを展開する「HotelQuickly」に買収されていた。

Hotel Tonight トップページより

 

Airbnb、創業から10年間で18社を買収

Airbnbは2008年の創業から3年後の2011年に初めてドイツの民泊仲介サイト「Accoleo」を買収。2012年には5社を買収しており、創業から10年でこれまで買収した企業は18社に達する。

最近では、高級ホテルに特化した宿泊予約サイトの「Luxury Retreats」を買収しているほか、障害を抱える旅行者向けの民泊仲介サイトスタートアップのAccomableを買収するなどしている。

Airbnbによる買収観測が出ていることについて「HotelTonight」の共同創設者で最高経営責任者(CEO)のSam Shank氏は「創業以来、同様のうわさを何度も聞いたことがありコメントはしない」との声明を発表している。