QR決済アプリのPayPay、通常の還元率を3%に引き上げ 100億円キャンペーン終了後も高還元率を維持

ソフトバンクとヤフーが共同で手がけるQR決済アプリの「PayPay」(ペイペイ)は5月8日から支払いのたびにもらえる利用特典の「PayPayボーナス」を従来の還元率0.5%から3%に引き上げると発表した。

PayPayはこれまで、「100億円キャンペーン」などのキャンペーン開催期間中に限り、支払額の20%を還元する施策を行っていたが、通常の支払いでの還元率は0.5%となっていた。

今回は期間を設けずに、PayPayでの支払いに対する還元率を3%に固定。付与される上限は、1回の買い物あたり1万5000円相当で月の合計は3万円相当となる。

スマートフォン決済市場では、LINEの「LINE pay」や楽天の「楽天ペイ」などの競合他社も、約2割を還元するキャンペーンなどを実施している。PayPayでは、20%を還元する「100億円キャンペーン」の終了後でも、継続的な利用者の拡大を狙う。

PayPayは2018年6月15日に設立。インド最大の決済サービスを提供する「Paytm」と同年10月に提携し、QRやバーコード決済サービスも始めた。4月24日現在の累計登録者数は約600万人で、営業開始から7カ月で加盟店舗数が50万店を突破するなど、順調な成長を見せている。

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最大1000円相当のポイント還元サービスも展開

ペイペイでは3%の還元率のアップに加え、「第2弾100億円キャンペーン」で好評を博した「やたら当たるくじ」を6月1日からリニューアルし、「PayPayチャンス」として20回に1回の確率で、最大1000円相当のボーナスが付与される懸賞として実施する。

今後の予定では、6月にドラッグストアで支払額の最大2割を還元するキャンペーン「ワクワクペイペイ」を実施。7月以降は業種や地域を変更して、同様のキャンペーンを行う予定だ。

なお、今回の特典対象はPayPay決済に加えて、Yahoo!マネー、Yahoo!JAPANカードでの決済も対象になる。

PayPay決済で最大3%いつでも戻ってくる! – PayPay より

 



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