「暮らすように旅しよう」をメッセージに拡大し続けるサービスがAirbnb(エアービーアンドビー)です。今まではホテルに宿泊するのが一般的でしたが最近、Airbnbを利用して宿泊するゲストが徐々に増えてきました。
Airbnbを利用したゲスト数は2016年度に400万人を突破(Airbnb調べ)。ゲストとしてAirbnbを宿泊先に選ぶのはまだまだ訪日客が多いですが、今後日本人の間でもAirbnbが浸透するのは確実です。
しかしAirbnbをまだ利用したことがない方々にとっては予約方法や支払いの方法、チェックインやチェックアウトはどうするの?といった疑問が生じることに無理はありません。
そこで今回は、Airbnbを利用して初めて宿泊先を探してみたいと考えている方を対象に、Airbnbで宿泊先を探して予約し旅を楽しむまでの流れをご紹介していきます。
Airbnbで宿泊する5つのメリット
詳細は「話題の宿泊サービスAirbnbで旅行すべき4つの理由はこれだ」にも記載しておりますので、ご覧ください。
ということで、Airbnbに宿泊してみたい!という方で、でも使い方がわからない・・・そんな方のためにAirbnbでゲストとして宿泊予約からチェックイン、チェックアウトまでの流れを一つ一つ丁寧に解説したいと思います。
Airbnbに登録しよう
Airbnbで宿泊予約をするにはAirbnbアカウントの作成が必要です。すでにFacebookアカウントやGoogleアカウントをお持ちであれば連携させるだけでAirbnbのアカウントを作成することもできます。
Airbnbでのアカウント作成にはお金は一切かかりません。
プロフィールを作成
プロフィールでは簡単に自分のプロフィールを入力します。
Airbnbは部屋を貸すホストと部屋を借りるホストが対等の関係になります。つまり、通常ホテルではゲストが予約をすれば断られるということはほぼないですが、Airbnbの場合は、ホストが部屋を貸したくないと思えば、宿泊予約を拒否することができるのです。
以上の理由から、プロフィールには自分の好きなことや普段していること(仕事、学生)など簡単にでも書くようにしましょう。
宿泊地と滞在期間を選択して検索
どの地域にいつからいつまで泊まりたいかはしっかり確定させてから物件は探すようにしましょう。検索フォームに宿泊したい候補先エリアを入力し、いつからいつまで滞在したいかを入力します。
物件によっては週末料金などの設定によって曜日によって価格が大きく異なるから、必ず日付も入れて検索しましょう。
Airbnbの部屋タイプとは
Airbnbリスティングの「部屋タイプ」には「まるまる貸切」「個室」「シェアルーム」という3つの貸し出し方法があります。部屋タイプごとに宿泊スタイルが大きくことなるので、それぞれの違いを理解しておくのがおすすめです。
《関連記事》Airbnbホスト初心者必見!目的別の部屋タイプの選び方
シェアルームは、ある一つの部屋の中で、ホストさんや他のゲストと生活空間全体をシェアするタイプです。プライベートはほぼないですが、現地の暮らしに溶け込みながら滞在することができます。友だちづくりをしながらお金もセーブしたい、そんな旅人に人気の部屋タイプです。
個室とは、2LDKといった比較的大きい家で空いている部屋をゲストに貸し出すタイプです。
リビングやキッチン、トイレなどはホストとの共同利用ですが、ゲスト向けの部屋はプライベート空間が確保されています。このタイプでは、ゲストに朝ごはんを提供しているホストもいます。
プライバシーも欲しいけど、現地の方々とのつながりも大切にしたいという方に最適です。
まるまる貸切とは、自分の家に住むように滞在することができる部屋タイプです。
ホストがAirbnb専用に部屋を借りてゲストに提供していたり、別荘などでホストが普段利用していない部屋を貸し出したりしているため、ゲストは旅先にも関わらず自宅のようにつくろぐことができます。
部屋タイプ | メリット | デメリット |
シェアルーム | ホストと友達感覚で過ごせる。 もっとも安く泊まれる部屋タイプ | プライベートはほぼない。 |
個室 | ホストと友達感覚で過ごせる。 部屋がありプライベートがある。 リビングなどの共有ルームが使える。 | シェアルームに比べると割高。 |
まるごと貸出 | 完全なプライベートが確保される。 | もっとも割高な部屋タイプ。 ホストとは会わないことも。 |
検索して物件をお気に入りに登録
たくさんの部屋が出てくるので、気になった物件を「ハート」ボタンを押してお気に入りに登録していきましょう。部屋タイプ、宿泊価格と部屋の写真、レビューを見て総合的に判断して泊まりたいと思う部屋をお気に入りに入れていきましょう。
部屋タイプや価格帯、今すぐ予約、その他アメニティ・設備などで検索結果を絞り込むことができます。すぐに宿泊予約したいときは、ホストの承認を待たずに予約ができる「今すぐ予約」で絞り込むのがおすすめです。
宿泊先を検索する際は必ず、チェックイン日とチェックアウト日を指定してから検索してください。指定しないとすでに満室になっている部屋も含めたすべてのリスティングが表示されてしまいます。
宿泊先を決める
お気に入りの物件がある程度見つかったら、宿泊先を決めましょう。宿泊先を決定する際は、部屋タイプ、値段と部屋の写真、レビューを見つつ、宿泊人数、ベッドルーム、ベッド数、アメニティ、設備を確認します。
Airbnbには「柔軟」「普通」「厳格」という3つのキャンセルポリシーがあります。物件ごとにどのキャンセルポリシーなのか異なるので、念のため確認しておきます。キャンセルポリシーにはキャンセル時の返金率について記載されています。
もしAirbnbのリスティングについて聞きたいことがある場合は、予約をせずにホストに直接問い合わせを行うことができます。部屋の詳細ページにある「ホストに連絡」から質問してください。
希望の宿泊先が決まったら予約する
今すぐ予約に対応した部屋の場合は「予約する」をクリックしたあとに滞在人数と支払い情報を入力することで即予約できます。日本から予約する場合Airbnbの支払い方法はクレジットカードのみでの支払いとなるのでご注意ください。
「予約リクエスト」というボタンの場合は、押しただけでは予約は確定しません。滞在人数と支払い情報を入力したあとに「リクエストを送信」するとホストに予約のリクエストが届きます。
ホストが予約リクエストを承認すると宿泊予約が確定します。まだAirbnbを始めたばかりでレビューがない場合は却下されてしまうこともあります。予約リクエスト時にホストにメッセージを添えることができるので、簡単に自己紹介すると良いでしょう。
ホテルでの宿泊に慣れている場合、宿泊客の予約を断ることはありませんが、Airbnbの場合は断られることもなくはありません。泊まりたいと思う部屋が今すぐ予約に対応していない場合は、いくつかの宿泊先候補に「予約リクエスト」を送ってしまうというのもおすすめです。
メッセージ例文
こんにちは、XXXと申します。
今回、福岡に住んでいる友達に会いに行くために宿泊先を探しており、
クールなお部屋が気に入りまして、ご予約させていただきました!
どうぞよろしくお願いします。
宿泊先の予約時のチェックポイント
宿泊先の予約時には、宿泊料金(追加料金)、キャンセルポリシー、ハウスルールなどを確認して予約しましょう。なお「厳格」ポリシーのリスティングの場合は予約した時点で(たとえ2ヶ月前でも)返金額は最大で50%となってしまうため注意が必要です。
宿泊予約が確定したら
予約が確定すると、Airbnbの「旅程表」(上図)から宿泊予約の詳細情報(宿泊日時、住所、ハウスルール、請求金額、ハウスマニュアル、ホストの電話番号、チェックイン方法など)を確認することができるようになります。
領収書が欲しい場合も「旅程表」の「領収書を見る」から取得できます。領収書には、予約手続きを行ったゲストの名前や宿泊金額、支払い済み金額などが記載されています。
鍵の受け渡し方法などのチェックイン方法はリスティングにより異なります。通常、ホストからチェックイン方法についての説明がAirbnbのメッセージを通じてあったり旅程表でも確認できますが、万が一わからない場合は、事前にホストに確認を取っておきましょう。
メッセージ例文
○○○さん
こんにちは、XXXです。この度はご予約承認ありがとうございます!
○○○さんのお部屋に泊まれることを楽しみにしています!
早速ですが、物件の住所と行き方、チェックイン、チェックアウトの方法について教えていただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
XXX
Airbnbにチェックイン!
ホストから事前に説明を受けたチェックイン方法を確認してチェックインをしましょう。当日にチェックイン方法がわからにと焦らないように事前にホストにチェックイン方法を確認しておきましょう。
またAIrbnbでは、リスティングごとに守らないといけないルール「ハウスルール」があります。ハウスルールで禁止されていることは行わないように注意しましょう。
チェックアウト後はレビューを
チェックアウトの方法もリスティングによってさまざまです。事前にどのようにチェックアウトすればよいか確認しておくのがおすすめです。
なおチェックアウト後、宿泊者であるゲストはホストにレビューを残せるようになります。レビューが増えると信頼度が高まるので忘れずにレビューを残しておきましょう。
レビューで投稿できる文字数は500ワードが上限となっており、Airbnbのレビュー・ガイドラインに従わなければなりません。レビュー投稿後は最高48時間、あるいは先方がレビューを書き終えるまで手直しできます。