Airbnbが提供する3つの安心サービスとは

Airbnbには「保証金」「ホスト保証」「ホスト補償保険」の3つの安心サービスがある。ゲストとホストの間で何か問題が起きたときに使える安心サービスですが、申請締め切りが定められていたり、適用対象外となる事例があるなどいくつか注意しなければならないことがあるのため事前に確認しておくのがおすすめだ。

 

Airbnbがご用意する3つの安心サービス

保証金
損害が発生した場合の支払いに備えたデポジット。
ホスト保証
保証金を設定していないあるいは保証金を超える損害が発生した場合に利用できる保証。
ホスト補償保険
第三者から対人・対物事故の損害賠償を受けた場合に適用される保険。

 

「保証金」とは?

Wi-Fiルーターをゲストによって壊された、鍵を紛失された、そのような損害が発生した際に役立つのが「保証金」です。ご利用になるには、リスティングの料金の項目にある「保証金」に保証金額を入力することで設定ができる。

なお「保証金」を設定するかしないかはホスト自身が自由に決めることができます。この金額は宿泊金額としてゲストに請求されるものではないですが、予約率に少し影響が出るため注意が必要となる。

実際に損害が発生し保証金による損害賠償請求を行いたい場合は、ゲストのチェックアウトから14日以内、または次のゲストのチェックイン前かの、いずれか早い方までに「問題解決センター」から申請を行う必要がある。

申請を行うと、申請が行われた連絡がゲストに入り問題解決センター上でやり取りを行い、ゲスト側が賠償額の支払いを行い完了となります。万が一、ゲストが支払いを行わない場合はAirbnbが仲裁に入る。

 

「ホスト保証」とは?

「保証金」を設定していないお部屋で、Wi-Fiルーターをゲストによって壊された、鍵を紛失された、そのような損害が発生した際に利用できる制度。保証金を超える被害が発生した場合や保証金の設定を行っていなかった場合に利用でき、最大1億円まで補償してくれるサービスとなる。(ホスト保証の利用規約)

金銭、有価証券、収集品、希少価値のある芸術品、宝石、ペット、対人はホスト保証プログラムの適用対象外となるので、このような貴重品はゲストが触れられない安全な場所に保管することを強くおすすめします。

ホスト保証の申請を行う場合は、ゲストのチェックアウトから14日以内または次のゲストがチェックインする日のいずれか早い日付までに、支払い申請フォームから申請を行う必要があります。

また$300USDを超える賠償請求の場合は、被害届が必須になる点も注意しましょう。

ホスト保証の対象となるには?

  • リクエストはAirbnbホスト保証利用規約をすべて順守するものとします。
  • ゲストのチェックアウトから14日以内または次のゲストがチェックインする日のいずれか早い日付までに、支払い請求フォームを提出してください

 

ホスト保証による支払い請求を提出する前にすべきことは?

  • ゲストに連絡し、苦情の内容をひとこと伝えておきましょう。ホストとゲストが直に話し合えばここを通すまでもなく解決するケースも案外多いものです。
  • ゲストと和解に至らない場合は警察に被害届を出すことをお勧めします。問題の大小を問わず被害届はあるに越したことはなく、また、$300 USDを超える賠償請求では被害届が必須となります。
  • 自分の被害がAirbnbホスト保証適用対象かどうかわからない場合や、ほかにご質問がある場合には、カスタマーサポートまでご連絡ください。

 

どのような書類が必要ですか?

  • 請求額が$300 USDを超える場合は警察の被害届(調書番号、担当警察官の市名、電話番号記載のもの)
  • 所有権を証明するもの(領収書、写真、動画)
  • 被害の証拠(写真、動画で結構です)
  • 破損や盗難被害を受けた物品の公正な市場価格の見積もり:
    • 物件については、購入価格、購入日、現在の状態を提出
    • 備品や家具については、修理または交換費用の見積りを提出
    • 絵画については、領収書原本など購入価格の証明になるものを提出

 

ホスト補償保険とは

ホスト補償保険とは、第三者から対人・対物事故の損害賠償を受けた場合、第一次保険として1回最高$1,000,000までの補償が出るプランです。日本も2015年10月より本保険の対象地域になっています。

「ホスト保証」は、ゲストがホストの家財を損壊した万が一の場合にホストを守るプランであるのに対して、「ホスト補償保険」は、第三者から対人・対物事故による損害賠償を請求された場合にホストを守るプランです。

ロイズ・オブ・ロンドン加盟の保険会社「アポロ」を介して補償を提供するプランで、保険料を別途氏は割らなくても保険の適用を受けることができます。(プログラム概要)

本保険適用となる具体的事例

・ゲストが絨毯の上で転んで手首をけが。ホストに医療費の損害賠償を求めた。
・ゲストが宿泊先アパートと同じ建物内のジムで走っていたら、ランニングマシンが壊れて転んでけが。
ホストとビル所有者に医療費の損害賠償を求めた。
・ゲストが宿泊先ビルのロビーで第三者の足にうっかりスーツケースを落としてけがを負わせてしまった。その第三者がホストとビル所有者に医療費の損害賠償を求めた。

 

主な適用除外事項

本保険は以下のことに起因する損害賠償は補償対象外となります。
(1)以下を含む意図的行為
(i)脅迫・ 暴行
(ii) 性的虐待/暴行(ホストあるいはその他の被保険者による)、
(2)逸失利益、
(3)人身損傷、宣伝侵 害
(4)細菌・真菌
(5)中国製石膏ボード(ドライウォール)
(6)伝染病
(7)テロ活動
(8)製造物責任(PL)
(9)公害
(10)アスベスト、鉛、シリカ

 



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