「AirDNA」が収集する民泊データが驚くほどすごい3つの理由

世界最大級の民泊データ分析サービス「AirDNA(エアーディー・エヌ)」が日本上陸し、「エアーディー・エヌ・エージャパン」として2016年4月13日より東京都・大阪府のデータを公開、5月中旬から日本全国に対応する。(世界最大級の民泊データ分析サービス「AirDNA」が日本上陸

Airbnbホストとして何年も活動されている方は、「AirDNA」がどれだけすごいかはご存知であろう。しかし、まだAirbnbなどの民泊への参入を検討している段階などでその正体をご存知ではない方も多いのではないだろうか?

すでに日本国内にはAirbnbの分析サービスは多数あるが、「AirDNA」のすごさは群を抜いている。今回は「AirDNA」がすごいと言われる3つの理由を紹介する。

世界200万部屋を毎日分析

「エアー・ディー・エヌ・エー」はカリフォルニア・サンタモニカで創業し、世界4,250都市、200万件を超えるAirBnBの物件を毎日クローリングしデータベース化している。

クローリングとは、プログラム(クローラー)がWebサイトのリンクを辿って巡回しWebページ上のデータを保存すること。「エアー・ディー・エヌ・エー」は独自のクローラーにAirbnbを巡回させ、Airbnbの掲載物件データを収集している。

日本においては、過去1年間で合計2万部屋以上を調査し、データの蓄積、及び分析を行う。

 

驚くべきデータの正確性

Airbnbの掲載物件データをクローラーに収集させることは、そこまで難しいことではない。AirDNA同様に民泊物件データを収集するサイトも2016年に入って続々登場しているのもそのためだ。

問題はデータの精度である。クローラーにAirbnbの物件データを収集させる際に問題になるのが、Airbnbのカレンダー上で予約不可となっている理由だ。ゲストの宿泊予約が入っていて「ブロック」されているのか、ホストが意図的にゲストが予約できないよう「ブロック」しているのか、通常は判別できない。

しかし「AirDNA」は独自の高度な人工知能AI(Artificial Intelligence)を発明、採用しAirbnb上の予約確定日(ブック)と予約を受け付けてない日(ブロック)を正確に認識することができる。

つまり「AirDNA」のデータは、参考データなどという類のものではなく実際の稼働率、宿泊価格などの正確なデータあり、これらの正確なデータに基づいた分析が可能だということだ。

2016年に入って続々登場している民泊データ分析サービスのほとんどは、どのようにクローリングしているのかその集計方法を明らかにはしていない。「データの精度については保証できない」との利用規約を持つWebサイトをあり、集計方法が不明確なデータを利用した民泊の収益分析は非常にリスキーであると言える。

 

正確な物件の収入データ

AirDNAは日々のデータ収集の中、物件がいつ、何日間予約されたか常にトラッキングしている。 予約が確約した際、予約が確約する直前にその物件の指定された期間の宿泊料金、清掃料金がいくらだったかを計算。

月末に実際何日間、いくらで貸し出されたかを清掃料金込みで計算し、月間のAirbnb収入を割り出している。

 

本物のデータが「AirDNA」にはある

「AirDNA」は、Airbnbのカレンダーの「予約不可日」がゲストによる予約確定日なのかホストが意図的に予約を受け付けていない日なのかを判別し、正確な「稼働日数(稼働率)」を収集。

ゲストの予約状況もトラッキングし1部屋あたりの月間のAirbnb収入を非常に精度の高いレベルで把握しているのだ。

民泊のデータをご利用になる際は、是非ともデータが本当に信頼できるものなのか、データ正確性を意識していただきたい。



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