Airbnbのキャンセルポリシーには、柔軟、普通、厳格の3タイプがあります。リスティングごとにどこキャンセルポリシーを適用させるかを自由に選ぶことができます。もっともゲストに優しいポリシーが「柔軟」で厳しいポリシーが「厳格」です。
Airbnbで部屋を貸し出している人の大半が「厳格」ポリシーで貸し出しをしています。ゲストとして「厳格」のリスティングを予約する場合は、予約した瞬間から返金額は最大で50%となるため注意が必要です。
なお、従来のキャンセルポリシーでは全額返金を受けられるタイミングでもAirbnbのサービス手数料は返金されませんが、年間3回までに限りゲストに返金されるよう変更されました。つまり全額返金適用の期間内にゲストがキャンセルすれば、正真正銘の全額が返金されるようになるということです。
キャンセルポリシーは「厳格」がおすすめ
まだホストを始めたばかりの方ですと、キャンセルポリシーを「柔軟」や「普通」にしている方々を多く見かけます。ただ、過去の経験からキャンセルポリシーは「厳格」に設定するのが望ましいです。
「柔軟」や「普通」は期日までに解約をすれば無料でキャンセルが可能です。たしかこの設定をすることで、厳格よりは、多少予約は入ります。
しかし、まだ旅程が決まっていないけど、とりあえず部屋を抑えておこう予約が入りやすくなってしまい、その結果、宿泊直前にキャンセルが相次ぎ、結局次のゲストも決まらず空室になってしまう事態も考えられます。
「厳格」であれば、直前にキャンセルされても、到着1週間前までのキャンセルなら50%、到着1週間前をきっていれば100%キャンセル料を徴収することが可能です。
「厳格」にしても特に客の入りがひどく悪くなるといったこともないため、キャンセルポリシーは「厳格」で設定されることをオススメします。
キャンセルポリシーの設定・変更方法
キャンセルポリシーは、設定を変更したいリスティングの「リスティングの管理」>「キャンセルポリシー」から変更することができます。すでに予約が入っている状態で、キャンセルポリシーを変更すると、それ以降の予約に対してのみ変更後のキャンセルポリシーが適用されるようになります。
一時的に、変更前キャンセルポリシーの予約ゲストと変更後キャンセルポリシーでの予約ゲストが共存することになるため注意が必要です。
「厳格」なのにゲストから返金要請があった場合
キャンセルポリシーで定められた返金期限を過ぎた場合、本来であればホストはゲストに返金する必要はありません。ゲストは予約する際にホストのキャンセルポリシーを確認し予約していることを前提にしているからです。
とはいっても、あまり確認をせずに予約してしまうゲストもいます。そんなゲストから返金して欲しいという問い合わせが来ることがあります。
あとは返金するかしないかはホスト次第です。返金することを決めた場合は、Airbnbの問題解決センターから返金対応を簡単に行うことが可能です。
問題解決センターからゲストに返金するには
Airbnbサイトにログインしたあとに、上部メニューの「ホスト」> 「予約」を選びます。予約一覧のページにて送金したいゲストの「送金または請求する」をクリックすると問題解決センターに遷移します。「問題解決センター」とはAirbnbでゲストに請求したいときや送金したいときに利用するツールです。