中国最大手の宿泊予約サイト「Ctrip」(シートリップ)、ホテル事業へ参入

中国最大手の旅行サイトの「Ctrip」(シートリップ)は、中国で開催されたWorld Cultural and Tourism Forumで同社初のハイエンドホテルブランドである「Rezen Hotels Group」をオープンし、ホテル事業へ参入することを明らかにした。

Rezen Hotels Groupは中国の都市において、ハイグレードなトップクラスのホテルを集め、Ctripがこれまでオンライン旅行事業で蓄積したビックデータ解析によって各ホテルのパフォーマンス向上とサービス向上を目指す。

またRezen Hotels Groupは、Shanghai Jinmao Hotel Manegementと戦略的合意に調印。今後両社は、ホテルのブランディング、Ctripが持つビックデータ活用、コンバージョン率の改善に向けて協業を行い今後3年間で、30以上の提携ホテルを立ち上げ、6,000以上の客室提供を目指す。

現在のところ3つのRezenホテルが運営されており、15のホテルとは契約済み。また50以上のホテルと交渉中の状態となっている。

ホテル業界では手数料の高さからオンライン宿泊予約サイト(OTA)での集客を取りやめ自社ホテルサイトを通じた直接予約に切り替える動きも出ている。OTAのCtripがホテル業界に参入することで、そのような動きに対する抑止力ともなりそうだ。



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