京都市、毎月80軒のペースで “ホテル” が増加するも「ほぼ満室」の稼働率9割を堅持 市内4万室目前

京都市が公表した許可施設の施設数推移によると、市内のホテル、旅館、簡易宿所など旅館業法に基づく宿泊施設(住宅宿泊事業は含まない)が、毎月80軒のペースで増加していることが明らかになった。

2014年に1,002施設(29,189室)だった市内の宿泊施設数は、訪日外国人の増加ととともに年々その数を増やし2017年には2,866施設(38,419室)にまで増加。

1年間に増えた宿泊施設の数では2014年に106施設だった新規許可件数は2017年には909施設になり、宿泊施設の増加スピードは年々その速さを増している。

旅館業法の種別では、ホテルは2014年の162施設から2017年に211施設まで増えたのに対して簡易宿所は2014年の460施設から2017年には2,291施設まで増加。伸び続ける訪日外国人の来訪を受けて京都市では簡易宿所を中心に宿泊施設の数が急増している。

宿泊施設の急増とともに気になるのが客室の利用状況を表す「稼働率」だ。京都文化交流コンベンションビューローが市内の主なホテルを対象に行う「外国人客宿泊状況調査」によると、2018年5月の稼働率は91.3%と高稼働を維持。

また宿泊施設利用者全体に占める外国人利用割合は年々増加しており2018年5月には調査開始以来過去最高の約4割超えとなるなど外国人観光客の利用が特に急増している。

京都市は、北米の旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー誌」の読者アンケートで7年連続人気観光地ランキングベスト10に選出されたほか、「コンデ・ナスト・トラベラー誌」の人気都市ランキングでも世界第3位にランクインするなど注目度が高いことも要因の一つだ。

京都市ではホテルや簡易宿所を中心にその数を増やしているが、訪日外国人の増加を受けて稼働率は「ほぼ満室」状態を表す稼働率9割を超えており、宿泊施設の数は今後も増え続けることになりそうだ。