ホテル向けダイナミックプライシングのメトロエンジン、総額7億円の資金調達を実施

ホテルや旅館、民泊施設などの宿泊施設向けにダイナミックプライシングを行うメトロエンジン株式会社は8月23日に、SBIインベストメント、エボラブルアジアなど合計7社や投資家を引受先とする総額7億円の資金調達を行ったことを明らかにした。

今回の資金調達には他にもNECキャピタルソリューション、JR東日本スタートアップ、タップ、ベクトル、ベンチャーラボインベストメントが参加した。

需要と供給の状況に応じてホテルの宿泊価格を変動させ売上の最大化を狙う「ダイナミックプライシング」の導入がホテルなどの宿泊業界で徐々に進みつつある。

メトロエンジンは、ホテルなどの宿泊業界でダイナミックプライシングサービスを展開する草分け的存在だ。

ホテルの競合価格や在庫情報、イベント情報やレビューデータ、民泊データなど様々なビッグデータから人工知能・機械学習技術を活用しホテルや旅館の客室単価設定をサポートする。

ホテル業界では部屋の価格決めは人の経験で行われていることが多く、航空券やチケットなど他業界ではダイナミックプライシングの導入が進む一方でホテル業界ではほとんど導入が進んでいなかったが大きく変わりつつある。

同社が提供するレベニューマネジメントツールの「メトロエンジン」は、2017年12月にホテルモントレが関西5ホテルでメトロエンジンを正式に導入したのを皮切りに、ホテル関西やホテルザフラッグ、東急ホテルズ、ホテルウィングインターナショナルなどが相次いで導入している。



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