楽天、サイトコントローラー大手「ねっぱん!」と連携開始 ホテルや旅館が民泊掲載可能に

楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社は、同社運営の民泊仲介サイト「Vacation Stay」とクラウド型サイトコントローラー大手「ねっぱん!」とのサービス連携を開始したことを発表した。

「ねっぱん!」は、エクスペディアやブッキングドットコム、楽天トラベルなど複数の宿泊予約サイトの在庫・料金・予約情報を一括管理できるクラウド型サイトコントローラー。

ねっぱん!の専用サーバーが、各宿泊予約サイト上の情報を自動調整・管理することから、ホテルや旅館など宿泊施設サイドは、各サイトの空室管理、料金管理に費やしていた負荷を削減できるとして導入施設を増やしていた。

「ねっぱん!」は国内海外の大手OTAを含む68の宿泊関連サービスサイトと連携をしており、現在7,700軒以上の宿泊施設で導入されている。(2018年7月末時点)。同社によると「ねっぱん!」が民泊を専門に取り扱う宿泊予約サイトと連携するのは今回が初めてとなるという。

今回のサービス連携により、「ねっぱん!」を利用するホテルや旅館などの宿泊施設オーナーは、「ねっぱん!」を通じて民泊仲介サイトの「Vacation STAY」へ在庫を簡単に掲載できるようになり、販売拡大につなげることができる。

ねっぱん!サイトコントローラーとの連携方法より

民泊仲介サイト「Vacation STAY」の総登録数は2,447施設(2018年8月23日時点)となり、全国民泊受理件数の5,235件(2018年7月27日時点)の46%が掲載していることになる。(なお、Vacation STAYは、簡易宿所などの旅館業法施設の掲載も可能)

従来のホテルや旅館などが民泊仲介サイト「Vacation STAY」に掲載しやすくする今回のサービス連携により、同サービスへのホテルや旅館の掲載数は増える可能性がある。



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