大阪府、ネットカフェ難民向けに民泊やホテルなど3千室を確保 宿泊施設の募集も

大阪府は、4 月 14 日からインターネットカフェや漫画喫茶など3密になりやすい場所を対象に休業要請を行うことを受けて、自宅の代わりにインターネットカフェなどで寝泊まりする「ネットカフェ難民」に向けた対策として、民泊やホテルなど3千室を確保したことを明らかにした。

新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が出されたことを受けて大阪府は、4 月 14 日からネットカフェなどの遊興施設、映画館などの劇場、パチンコ店やゲームセンターなどの遊技施設、集会・展示施設などを対象に休業を要請している。

すでに大阪府ホームページ上では 2020 年 4 月 13 日 20 時時点で、3千室以上の民泊やホテル、ホステルなどの宿泊施設の連絡先や料金、WebサイトのURLなどが掲載されており、施設へ問い合わせることで利用できる。

1泊あたりの宿泊料金はベッドや風呂などを完備した個室の客室でも、1,200 円から 2,500 円で利用することができ、インターネットカフェでの一般的な料金と同様の価格設定となっている。

 

ネットカフェ利用者への宿泊施設の募集も実施

大阪府ではネットカフェ難民向けにすでに3千室以上の宿泊施設の提供を行っているが、引き続きネットカフェ利用者向けの宿泊施設の募集を行っている。

応募対象となるのは、大阪府内に宿泊施設があり、1 泊 2,500 円以下(消費税を除く)で提供が可能な客室を有しており、大阪府緊急事態措置に基づく施設の使用制限が解除される 2020 年 5 月 6 日まで継続的に提供できる施設になる。

また、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、ドミトリータイプではなく個室(1 人 1 部屋)で提供が可能な客室である必要がある。募集期間は、2020 年 5 月 6 日(水)まで。

大阪市ネットカフェ等使用制限に伴う宿泊施設確保に向けた事業者の募集」の申し込みフォームから宿泊施設の名称、所在地、申込み用電話番号、提供可能な客室数、提供期間、1泊あたりの宿泊料金等を記載し応募できる。



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