Trip.com(トリップドットコム)、架空の販売業者経由で403件のホテル宿泊予約 賠償を含む今後の対応方針を発表

オンライン旅行サイトのトリップドットコム(Trip.com)は、ホテル客室の架空販売事件に関する一連の報道や観光庁による注意喚起などを受け、「当サイトにおける疑惑の見つかった販売業者に関して」との声明を同社ホームページ上に公表した。

12月7日時点では、「空販売」や「偽プラン販売」を行っている業者について当初9社としていたが、最新の声明の中で同社は販売業者 10 社に対し販売停止の処置を講じたとした。

「販売業者が存在しないのでは」という一部報道にについて同社は、観光庁に対して関連する資料を提出済みだといい「審査結果により販売業者の存在が証明される」と説明している。

また、利用客が同社サイト上で予約確定を受けた後、宿泊施設の予約が確認できなかったと報道された内容については「販売業者が仕入れ先から予約確定を覆された」との理由を説明し、利用客に代替の部屋を無料で手配することで和解が成立したとという。

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これまでの調査結果と今後の対応について

同社が契約を結ぶ販売業者に対して行った調査結果によると、疑惑の見つかった販売業者10社経由の予約件数 は合計で403件あり「全ての予約を精査」を行っているという。

12 月 7 日(金)18 時までに、403件のうち 80%の予 約はお部屋の予約が問題なく確保されいるといい、残り20%の予約状況についても確認作業を進め、12 月 12 日(水)を期限として改めて状況のアップデートを行うという。

今後の対応について同社は、12 月 12 日(水) までに予約状況の確認を行うことができなかった場合、利用客に対し無料で部屋のアップグレードまたは全額返金に加え、予約したプランの 1 泊分の料金を賠償する予定。

同社の責任により部屋を手配できなかった場合は、全額返金に加え最初の 1泊目料金の 3倍相当額を賠償する提案を行う予定だと説明した。

また、宿泊予約に関して質問がある場合は、24 時間×365日のカスタマーサポート ホットライン、ホテルなどの宿泊施設関係者に対しては専用のホットラインへの連絡を推奨している。

【宿泊客】カスタマーサポートセンター
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