Agoda、ホテル宿泊代を「最大50%削減」できる新サービス開始 ホテル連泊を割安にする新手法

Booking Holdings傘下のホテル予約サイトAgoda(アゴダ)は、ホテル宿泊代を最大50%削減できる新サービス「Mix & Save」を開始したことを明らかにした。

「Mix & Save」とは、一つのホテルを2泊から14泊までの連泊予約の際、その予約をいくつかに分割することで、最大限のコストカットを実現するサービス。

例えば、あるホテルに5連泊の宿泊予約を行う場合、通常滞在期間中は同じ部屋に宿泊し続けることになるので、5連泊空いている部屋への予約しかできない。

そのホテルがたとえ総客室数10のホテルで、2-3泊であれば泊まれる部屋が他にもあったとしても、これまでであれば、存在しないことになっていた。

Agodaが今回導入した新サービス「Mix & Save」では、自動的に空いている一番安いお部屋を組み合わせることで5連泊の予約を1回で行うことができる。

5連泊分の予約を分割して最も安い部屋にて予約しようとする場合は、チェックインとチェックアウト日を調整しながらもっとも安く予約できる組み合わせを手動で試す必要があったが、「Mix & Save」ではこれらの手間を不要にする。

最も安い連泊プランを探し出す「Mix & Save」であるが、唯一の欠点を挙げるとすると、連泊の途中で部屋を変更する必要があるという点でだろう。しかしAgodaが行った調査によると、より低価格かつ良い条件で宿泊できるのであれば滞在中に部屋を変更することに抵抗がない人が一定数いたという。

Agoda 最高執行責任者のオムリ・モーゲンシュターン氏は、「Mix & Save はパートナーの在庫状況を最適化するだけでなく、アゴダのユーザーに可能な限り条件の良い価格で提供するという当社の取り組みを反映している」と述べた。

Agoda.com 『Mix & Save』のページ(報道発表資料より)

 

ホテルと宿泊客をWin-Winにする「Mix & Save」 続々導入か

Agodaが開始した「Mix & Save」のサービス自体は目新しいものではない。類似のサービスを以前から提供していたのがホテル予約のプラットフォーム「Splitty」だ。

同社は、2019年4月に中国のコングロマリット企業 復星集団 のグループ会社をリードインベスターとするシリーズAで総額約7億5,600万円(675万ドル)を調達するなど注目を集めている。

復星集団は1992年創業したコングロマリット・投資企業で、トップの郭広昌(グオ・グアンチャン)氏はその投資実績から「中国のウォーレン・バフェット」とも呼ばれる。日本では、星野リゾートトマム(北海道占冠村)の買収、ハウステンボスへの出資を行った企業として知られる。

Splittyは、Agodaの「Mix & Save」と同様に、連泊の宿泊予約を分割してマッチングさせる「Split & Match 技術」によりホテルの宿泊代を抑えるサービスを提供。これが、従来のオンライン旅行サイトにはない強みとなっている。

しかし、世界最大のオンライン予約サイトBooking.comなどを有するBooking Holdings傘下のAgodaが本サービスの提供を開始したことで、他の宿泊予約サイトにも広がる可能性はありそうだ。ホテルと宿泊客をWin-Winにする本サービスはますます注目を集めることになりそうだ。

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