Airbnb、過去最高の600万件の宿泊先を掲載 世界大手ホテルチェーン6つの合計客室数を上回る

民泊仲介サイト世界最大手のAirbnb(エアービーアンドビー)は3月2日、全世界191カ国におけるAirbnbのリスティング数が600万件を超えたことを明らかにした。

Airbnb最大のライバルとなるBooking.com(ブッキングドットコム)は、リスティング数が570万件(2018年年末時点)となっており、Airbnbのリスティング数をわずかに上回る。

日本国内では、民泊を全国的に解禁する住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行以降、民泊サービスの普及を牽引してきたAirbnbが、リスティング数を減らすなど厳しい状況が続いていたが、世界全体ではAirbnbが掲載数で世界1位へと返り咲いた。

過去最高のリスティング数である600万件を達成できた理由について、同社は、ゲストとホストが「コミュニティ」としてAirbnbを支えていることに加えて、「コミュニティ」が信頼できる世界的なネットワークを作り、ほかでは体験できないサービス提供ができていることがあるようだ。

Airbnbは、全世界のあらゆる国でリスティングを提供しており、一部のエリアにリスティングが集中しているわけではない。また、Airbnbには14,000件のタイニーハウスが掲載されているほか、4,000件以上の城や2,400件以上のツリーハウスも掲載されている。

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Airbnb、日本でも民泊新法以降、掲載数が急増

Airbnbは2019年2月26日、日本国内のリスティング数が41,000件に達したことを発表した。日本におけるAirbnbのリスティング数は、2018年2月に過去最高の62,000件を記録したあと、6月の民泊新法施行の影響で掲載数は22,000件にまで激減した。

民泊サービスの普及拡大のために新しく施行された民泊新法は、一年間の営業が最大180日しかできないことや一部自治体による「嫌がらせ」などの影響で、受理済件数は13,000余りにとどまっている。

民泊を推進するための法律で民泊が規制される一方で、Airbnbはホテルや旅館などの旅館業法の許可施設の掲載強化に動いたことで、新法施行前の6割強の水準まで物件数を回復させた。

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AirbnbとBooking.com 熾烈な物件獲得競争に

民泊などの宿泊サービスにおけるAirbnbとBooking.comのリスティング数は、Airbnbが一歩リードしてはいるものの拮抗状態にあり、熾烈な物件獲得競争が続いている。

Airbnbは、2018年3月にリスティング数が450万件であることを公表したが、その直後の2018年4月にBooking.comは500万室を突破したと発表

その後、Booking.comが570万件を突破したことを明らかにしたが、その発表を受けて、Airbnbが600万件突破を公表。リスティングの掲載数で両社はデッドヒートを繰り広げている。

オンライン旅行予約サイトとして歴史のあるBooking.comは、急速に広まりつつある民泊サービスなどの掲載数増加に力を入れる一方で、Airbnbは旅行のプラットフォームとして民泊などの掲載に加えてブティックホテルの獲得強化に余念がない。

AirbnbとBooking.comの熾烈な物件獲得競争は当面続くことになりそうだ。


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