【調査】ホテルのアメニティが旅の印象に大きな影響 Wi-Fiよりもエアコンの快適性求める Airbnb調べ

民泊仲介サイト世界大手Airbnb(エアービーアンドビー)はこのほど世界各国の旅行者8,629人を対象に行われた宿泊施設のアメニティに関する調査結果を公表した。

調査は今年7月にモバイル調査プラットフォームの「Pollfish」を通じてアメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、メキシコ、インド、ドイツ、スペイン、アルゼンチン、イタリアの18歳以上の8,629人を対象に実施された。

調査によると、実に米国人旅行者の97%が宿泊施設のアメニティが旅行体験に影響を及ぼすと感じると回答するなど宿泊施設のアメニティが旅行体験に与える影響は大きいことが明らかになった。

米国人旅行者にとって旅の質に最も影響を与えるのは「宿泊施設」そのものであったが、「ショッピング/食事」、「場所」、「文化」、「家族/友人」といった項目を抑えて「アメニティ」が2位にランクイン。

さらに、ブラジルやインド、イタリア、メキシコでは「アメニティ」が1位となり、宿泊施設のアメニティが旅の印象を大きく左右することになるようだ。

 

ホテル利用者、Wi-Fiよりもエアコンの快適性求める

旅行者が宿泊施設のアメニティに求めるものは、コーヒーメーカーや一式そろったワイングラスといった「機能性」で、特にオーストラリア(57%)、中国(46%)、アメリカ(43%)で高い数字となった。

機能性に続いたのは、ワインのプレゼントや自転車の貸し出し、海岸で一日を過ごすためのグッズが入ったビーチバッグの用意など、宿泊客に対する「心遣い」という結果になっている。

また、いつでもインターネットに簡単に接続できる今日の世の中にあって、現代の旅行者が「接続性」よりもエアコンの「快適性」を求めているという結果も。

米国の59%、オーストラリアで46%、イタリアの39%が、「インターネット/Wi-Fi」や「設備の整ったキッチン」よりも「エアコン」を室内で最も重要な設備の1つに挙げている。

このほかにも「無料の駐車場」や「ペット同伴可」も上位に入っている。調査対象となった大半の国々では「プール」がアメニティのトップに位置したが、アメリカやオーストラリア、カナダでは無料の駐車場がプールよりも上位に。さらに、29%の人々がペット同伴が可能かどうかを重要視していることがわかった。

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