日本と世界の民泊サイト・アプリ厳選10サイトまとめ 手数料や特徴を徹底比較

個人宅の空き部屋を旅行者に貸し出す「民泊」の仲介サービスとしては、Airbnb(エアービーアンドビー)がもっとも有名であるが、Airbnb以外にも同様のサービスを行っている国内発の民泊サイトがあるのをご存知でしょうか。

届出一つで民泊の営業を可能にする民泊新法(住宅宿泊事業法)を見据え、大手企業が続々参入に向けて準備を始めるなど大きな動きが予想される「民泊」。今回は、Airbnb以外で民泊プラットフォームを展開する企業をご紹介していきます。

 

民泊と民泊仲介サイトとは

昨今話題となっている「民泊」とは、個人の空き部屋を旅行者に貸し出すことを言います。届出を行うことで民泊の営業をできるようにする住宅宿泊事業法が施行され、民泊に注目が集まっています。

最近では、予てから民泊に注目していたホテル業界や不動産業界が民泊市場に参入する事例も増えています。民泊ホスト(住宅宿泊事業者)としての参入、民泊の運営委託会社(住宅宿泊管理業者)としての参入、民泊の仲介サイト(住宅宿泊仲介業者)としての参入の3パターンが考えられます。

住宅宿泊事業者として参入では個人が空き部屋や空きスペースなどの遊休資産の活用として利用するケースが多く、法人での参入の場合では住宅宿泊管理業者として参入が多くを占めます。

本稿では、部屋を貸し出したい個人と部屋を借りたい個人をマッチングする民泊仲介サイトのサービスと料金やその他特徴を解説していきます。

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時間貸しが民泊参入「スペースマーケット」(日本)

spacemarket

民泊サービスの普及とともに昨今民泊ホストから注目を集めているのが「スペースマーケット」です。株式会社スペースマーケットが運営し、球場からお寺までユニークなスペースを簡単にネットで1時間から貸し借りできるマーケットプレイスとして知られています。

スペースマーケットはセミナーや勉強会、撮影、貸切パーティーなどの用途で一時的にスペースを借りたい人とスペースを貸したい人をつなぐマッチングサービス。従来は時間帯での予約がメインであったが宿泊事業の開始により、対応施設については宿泊施設として利用できます。

住宅宿泊事業法では届出を行った場合でも年間の営業日数は180日以内に制限されてしまいますが、残りの185日の運用方法として利用されるホストが増えているのがスペースマーケットでのスペース貸しです。

ホスト手数料3%のAirbnbと比べると少々手数料は少々割高となりますが、スペース貸しでは朝昼夜で1日最大3組への貸出も可能で、民泊で貸し出すよりも1日の売上が高くなる日もあるなど注目のサービスとなっています。スペース掲載までの流れはこちらをご覧ください。

 

民泊サービスを日本で広げた世界大手「Airbnb」(米国)

Airbnb」(エアービーアンドビー)は、世界191カ国81,000以上の都市で500万件以上の民泊を掲載する世界最大級の民泊仲介サイトです。2008年の創業からこれまでに3億人以上のゲスト(利用客)がAirbnbを利用して宿泊してきました。

日本国内では最大手の一つとしてピーク時には約6万件近い民泊物件の掲載を行っていましたが、住宅宿泊事業法の施行後はその数を減らしています。

最近では、ホテル組合との提携や不動産業者との提携発表に加えて、CM放映やキャンペーンを行うなど大規模プロモーションを行っています。

 

楽天グループの民泊サイト「Vacation Stay」(日本)

「Vacation Stay」(バケーションステイ)とは、楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAYが運営する民泊仲介サイト。

約9,500万の楽天会員に対して宿泊施設の露出が可能となるのに加えて、Booking.comやAsiaYo、HomeAway、Yanolja、Agodaなど世界各国の民泊予約サイトへの一括掲載や在庫管理ができる(※一部のみ)ことから注目が集まっている。

楽天トラベルや楽天ポイントなど盤石な楽天グループ顧客基盤を背景に日本での掲載数を増やしている民泊仲介サイトで、3,000件の民泊施設を掲載している。

 

バケーションレンタルに特化「HomeAway」(米国)

HomeAway(ホームアウェイ)は、テキサス州のオースティンに本社を置く世界最大級のバケーションレンタル会社です。世界190ヵ国、200 万件以上のバラエティに富んだユニークな物件をオンラインで予約できるプラットフォームを運用・提供しています。

2008年に創業したAirbnbよりも前からある会社で、もともとは別荘を中心とした一棟貸しで2005年にサービスをスタート。その後、VRBO、Travelmob、Stayz Australiaなどの複数の民泊プラットフォームを買収しながら成長。2015年12月に米エクスペディアグループのブランドになったという経緯があります。

HomeAwayは全世界で取扱高約1兆6千億円、23言語、50サイトを所有しており月間4千万人が利用しています。すでに日本法人も立ち上がっておりオリンピックを控え日本市場にさらに力を入れていくことが予想されます。

 

高級物件に特化のRelux Vacation Home(日本)

「vacation Home」(バケーションホーム)とは、満足度の高い一流ホテル・旅館の宿泊予約サービスRelux(リラックス)が運営する高級物件に特化した民泊予約サイト。Relux同様に審査委員が高品質な合法施設のみを厳選して掲載しています。

多くの民泊サイトが登録物件数にフォーカスする一方で、Vacation Homeは、合法民泊や町家、古民家、貸別荘などの中でも特に高品質なサービス提供を行っている宿泊施設だけを掲載しているのが特徴です。

 

中国最大手の民泊サイト「途家」(中国)

途家(トゥージア)は、2011年に北京で設立した中国民泊サイトです。途家は中国国内では335の都市、香港・台湾を含む海外では1,018の都市で利用され、アパート、ヴィラ、家などの登録物件数は450,000件を超えるなど中国で最も利用されています。

来年施行される住宅宿泊事業法を見据えて、途家は全額出資の子会社である日本途家を2016年4月に設立しました。日本途家は、民泊施設の登録支援、ホストやゲストから寄せられるカスタマーサポート、途家ブランドの日本市場新木を目指した各種施策などを日本で行い2020年までに売上高3億円を目指します。

すでに途家は、一流の高級旅館・ホテルを中心に取扱うRelux(リラックス)を運営する株式会社Loco Partnersとの提携を発表。この提携によりReluxに掲載しているホテルや旅館が途家に掲載されることになります。

日本市場の設立で途家は日本の掲載物件をさらに増やしていくことになりそうです。

 

一休.com バケーションレンタル(日本)

「一休.comバケーションレンタル」は、ヤフーグループの高級ホテル・旅館の予約サイト「一休」が提供するバケーションレンタル予約サイトです。その土地で「暮らすように泊まれる」をテーマに、別荘やコンドミニアム、古民家(町家)、プール付ヴィラなどの物件を掲載しています。

掲載したい宿泊施設はどの施設でも掲載されるわけではなく、特別な審査をクリアした宿泊施設のみ掲載しているのが特徴です。

 

アウトバウンドに強い民泊サイト「住百家」(中国)

住百家は、2012年に設立した深圳に拠点を置く中国民泊サイトです。中国人のアウトバウンドにフォーカスした民泊サイトを特徴としており世界70ヵ国で250,000件以上の物件を掲載しています。

アウトバウンドとは中から外へ流れていくことを意味する言葉で、住百家は中国人が海外旅行をする際に利用する民泊サイトとして活用されています。

途家や小猪などは中国国内での物件数が多いのとは対照的に、2016年においては中国国外の売上が全体の60%以上を占めるなどアウトバウンドに特化しているという点で民泊サイトとは異なります。

 

老舗の民泊サイト「STAYJAPAN」(日本)

「STAYJAPAN」(ステイジャパン)は、とまれる株式会社が運営する日本ならではの“生活体験”ができる民泊マッチングサイト。Airbnbとは異なり、特区民泊や簡易宿所営業など合法的に運営されている物件のみが掲載されているのを強みとしています。

2016年にスタートした公認民泊代行プラン「まかせる」を利用すると民泊ビジネス黎明期より培ったノウハウを持つプロが、オーナーに代わって公認民泊の運営を一括で代行します。

【標準プラン】
1.スタートアップ
・特区認定申請サポート
・消防設備手配
・家具家電・備品手配
・写真撮影
・ハウスガイド制作
・アカウント登録・施設掲載 など

2.オペレーション
・宿泊予約管理・価格調整
・ゲスト問い合わせ・レビュー対応
・ゲスト現地対応
・清掃手配代行
・実績集計・分析・レポート など