アパホテルズ&リゾーツ、2021年までに新たに7つのホテルで合計1,896室を供給へ グループ全体10万室まで3千室

ビジネスホテルチェーン大手のアパグループは、2021 年までに福岡市内だけで新たに7つの新築ホテルで合計 1,896 室を供給する計画があることを明らかにした。2020 年 2 月 7 日に開業したアパホテル〈博多東比恵駅前〉とすでに営業中に2ホテルをあわせると、福岡市内のアパグループだけで、10ホテル、2,397 室となる。

2020 年 2 月 7 日にオープンしたアパホテル〈博多東比恵駅前〉は、福岡ではアパホテル最新仕様の新築第1号店となり、全室 50 型以上の大型液晶テレビを設置。

「アパデジタルインフォメーション(ADI)」ではWi-Fiなど館内情報をテレビ画面上に集約表示するほか、宿泊客のスマートフォンから YouTube の動画や写真などをテレビ画面に映すことができる「ミラーリング機能」を搭載し大画面でのスマホ操作を利用可能にした。

フロントには、業界初となる全予約経路対応のチェックイン機に加え、クレジット決済に特化した小型の卓上型チェックイン機を導入。また、ホテル業界初となるエクスプレスチェックアウトポストを設置し、ルームカードキーを投函するとリアルタイムで自動的にチェックアウト処理が行われる仕組みも取り入れている。

アパグループは、2010 年 4 月にスタートした「SUMMIT 5(頂上戦略)」で、東京都心でトップを取るドミナント戦略をとり、東京 23 区内の直営ホテル数のみで75棟・18,527室(建築・設計中を含む)を達成した。

2015 年 4 月から「SUMMIT 5-Ⅱ(第二次頂上戦略)」を開始するアパグループは、国内は東京都心から地方中核都市へと展開を広げ、2020 年3月末までにパートナーホテルを含むアパホテルネットワークとして10万室を目指す。すでに同グループは、全国最大の 607 ホテル 97,136 室を展開しており、目標達成まで残り 3,000 室弱だ。

2020 年 2 月 7 日に行われた記者発表において、アパグループ代表 元谷外志雄氏は、「アパグループは2010年4月より第一次頂上戦略を、2015年より第二次頂上戦略を開始し、目標の10万室達成まで残り3,000室弱のところまで到達している。本年の3月末までに目標を達成したい」と述べた。



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