Booking.com、機械学習を用いたデジタルガイドアプリ「CityBook」をローンチ、東京も数カ月後に対応予定

Booking.com(ブッキングドットコム)は16日、新アプリ「CityBook」(シティブック)のパイロット版をローンチしたことを発表した。CityBook は旅のインスピレーションや計画、ナビゲーション、体験をシームレスに凝縮し、ユーザーに提供するアプリで、まずはパリ、ロンドン、アムステルダムの3都市を対象にサービスを開始している。

CityBook は目的地に到着した旅行者たちのお助けツール。ユーザーがその土地になじんで旅を楽しめるよう、地域のおすすめスポットやイベント、ディスカウント情報などを提供する。特に人気のあったコンテンツや機能などはのちに Booking.com のアプリに組み込まれる予定。新アプリを通じてユーザーの好みや利用状況を理解することで、同社のサービス向上につなげたい考えだ。

機械学習モデルを活用する CityBook は、旅行者の位置、家族やカップル、シングルなど旅の人員構成、初日か最終日かなど旅程の状況、天気、各スポットの利用状況などから “おすすめ”を提案し、旅行者が旅行を最大限に楽しめるようサポート。

街のどこにいても宿泊施設までの道のりを教えてもくれる。CityBookが搭載する技術は旅に関するリサーチ結果をまとめて瞬時に推薦するため、ユーザーは旅行前に綿密な計画を立てる必要がほとんどなくなるという。

Booking.com 体験部門担当の Ram Papatla(ラム・パパトラ)氏は「CityBookを通じ、街を体験するための最高の可能性をユーザーに届けたい」とし、「いくつものサイトやアプリを使って情報を得て、それから個々に予約するのは面倒だし、シームレスではない。私たちは、人々が旅行計画の楽しい部分、インスピレーションに専念でき、旅行の予約や計画を簡単にできるお手伝いをしたいと」と述べた。

旅行者の CityBookの 利用状況からユーザーに好評の機能やサービスは、 Booking.com のメインのアプリに組み込まれる予定。

Booking.com CityBook

 

東京も数カ月後に対応予定

CityBook は Android 、iOS 対応のアプリをダウンロード、またはデスクトップやモバイルでウェブ版にアクセスして Booking.com にログインすると利用でき、アプリでの旅行体験は使用するデバイスやプラットフォームに関わりなく完全に同期される。

現在、アムステルダム、ロンドン、パリを対象とした英語版でのみ利用可能となっているが、今後数カ月以内に東京、ニューヨーク、ベルリン、バルセロナ、ローマの都市ガイドの提供も開始する予定。



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