フェリーを「動く海上ホテル」と再定義 Booking.com でフェリーの客室販売を開始

オンライン宿泊予約サイトのBooking.com(ブッキング・ドットコム)は、名門大洋フェリーが運営するフェリーのキャビンルームの宿泊予約・販売を日本で初めて開始したことを発表した。

Booking.comを通じて宿泊予約が可能となるのは、2 等洋室キャビンルーム 「ツーリスト」の寝台に、夕朝食およびフェイスタオルとボディウォッシュタオルのアメニティが付いたプラン。

名門大洋フェリーは大阪南港と北九州新門司港間を運行をするフェリー。Booking.comとのパートナーシップにより、公式ホームページからの予約に加えて、Booking.comを通じた予約も可能になった。

フェリーは、これまで高速バスのような「移動手段」として考えられていたことから、ホテルの宿泊予約サイトに掲載されることはなく、国内ではフェリーの公式サイトなどを通じた予約が一般的だった。

フェリーを宿泊予約サイトに掲載するという取り組みは、フェリーを「客室付きの移動手段」として捉えるのではなく、「動く海上ホテル」と再定義することで実現した取り組みと言えるだろう。

また、Booking.comに掲載するということでユーザーの利便性向上が期待できる側面もある。例えば、公式サイトを通じた予約の場合、初回登録時に個人情報の入力が必要になるが、Booking.com上に掲載された客室であれば、入力の手間を省くことができる。

 



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