Google、旅行業界向け分析ツール「Travel Insights」を米国でローンチ、業界回復を支援

Google は、旅行会社や観光関係者を支援するため、Google 独自の検索データに基づく旅行業界関係者向けの分析ツール「Travel Insights with Google」(トラベルインサイト・ウィズ・グーグル)を米国でリリースしたと発表した。

「Travel Insights」は、2020 年 12 月にアジア太平洋地域でテスト運用を開始。この度、Destages International と HSMAI と共同で「Travel Insights」の米国ローンチを果たした。「Travel Insights」 には豊富なデータと実用的なインサイトを提供する 2 つの無料ツールを含む。

「Hotel Insights」(ホテルインサイト)では、宿泊業界関係者向けに、運営する宿泊施設のエリアに対する興味関心度、宿泊先を探す利用者における訪日外国人割合などを調査することができるツール。

「Destination Insights」(デスティネーションインサイト)では、旅行業界関係者や政府観光局向けに、日本を含むグローバルで都市、国、地域ごとに需要が高い旅行先を調査できる分析ツールだ。

先ごろ、Google はパイロットパートナーからのフィードバックに基づいて Destination Insights に新機能「Focusing Facts(フォーカシング・ファクツ)」を導入。

Destination Insights の利用ユーザーは、過去 84 日間の最新データに基づく、世界的に旅行先としての需要の伸びが顕著な目的地、日本への旅行に対する関心が最も高い国、日本国内で旅行の需要が高まっている都市などのインサイトを確認できる。

ワクチン接種が世界的に進むことで、コロナで消えたインバウンドの回復が見込まれるが、Google は、宿泊事業関係者が今後どのようなマーケティング戦略を行っていくべきかの参考データを提供し旅行業界を支援する。



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