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政府は、旅行需要喚起策「GoToトラベル」について、再開を当面見送る方針です。一方で、GoToトラベルに代わる旅行需要喚起策「全国旅行支援(全国旅行割)」を 10 月 11 日から開始すると明らかにしました。
今回は、新しい GoToトラベルキャンペーンの内容をメインに「全国旅行支援」など旅行需要喚起策の最新情報を解説していきます。
目次
全国旅行支援等、今後の観光支援策
[1]全国旅行支援
最長で2024年1月末まで開催あり
[2]自治体旅行支援
観光需要回復を軌道に乗せるため、自治体が実施(詳細はこちら)
[3]旅行サイト
旅行サイトや航空会社で各種キャンペーンやセールを開催
「全国旅行支援」は、県独自の旅行支援も含めると、2024年1月以降も14都道府県で開催することが発表されています。一部、自治体では全国旅行支援の助成額を上回る支援も存在します。
さらに、楽天トラベルやじゃらんなどの旅行会社各社やANA、JALなどの航空会社各社も定期的にキャンペーンやセールを展開しており、開催日での予約がおすすめです。
GoToトラベル割引率と地域共通クーポン額
新しい GoToトラベルでは、1 人 1 泊最大 1 万円を上限に旅行代金が 30% 割引になるキャンペーンで、さらに地域共通クーポン券を 1 人 1 泊最大 3 千円分配布します。
旅行割引については、交通付プランか宿泊プランかで割引上限額が異なり、交通付プランは上限 1 万円、宿泊プランは上限 7 千円となっており、交通付プランのほうが割引額が高く設定されてます。
また、地域共通クーポンについても前回の GoToトラベルの反省を踏まえ利用者が分散するよう、平日利用の場合は 3 千円分、休日利用の場合は 1 千円というように、平日のほうが休日よりも配布額が異なるのが特徴です。
キャンペーン名称 | GoToトラベルキャンペーン |
---|---|
割引額 | (1)旅行代金が 3 割引/泊 交通付プラン上限:10,000 円 宿泊プラン上限:7,000 円 (2)地域共通クーポン 最大 3 千円分/泊 平日:3,000 円 休日:1,000 円 |
補助条件 | 全国民 |
開催日 | 未定 |
GoToトラベル主な変更点
2020 年に開催していた GoToトラベルと今回新しく開催される GoToトラベルでは、どのような変更が加わったのでしょうか。
まずは、割引率は、前回一律で旅行代金が 35% が割引となりましたが、今回は、30% に割引率が下がっているほか、割引上限額についても前回の 14,000 円から最大 10,000 円に下がりました。
旅行期間中、飲食店やお土産店などで利用できる地域共通クーポンについても、前回は旅行代金の 15% が配布されていましたが、今回の GoToトラベルでは、平日 3,000 円、休日 1,000 円に変更となっています。
キャンペーン名称 | GoToトラベルキャンペーン(2020年) | GoToトラベルキャンペーン(2022年) |
---|---|---|
割引額 | (1)旅行代金が 35% 割引 割引上限:14,000 円 (2)地域共通クーポン 旅行代金の 15%分 付与上限:6,000 円分/泊 | (1)旅行代金が 30% 割引 交通付プラン上限:10,000 円 宿泊プラン上限:7,000 円 (2)地域共通クーポン 平日:3,000 円/泊 休日:1,000 円/泊 |
補助条件 | 全国民 | 全国民 |
実施期間 | 2020 年 7 月~感染拡大で終了 | 未定 |
感染症対策 | ・ワクチン検査パッケージの活用 ・旅行後 2 週間以内に陽性となった際の報告 ・旅行中の行動履歴の記録 |
割引率、割引上限額の引き下げ
新たな GoToトラベルでは、前回、予約が単価の高い高級ホテルに集中したという反省点を踏まえて、割引率がこれまでの「旅行代金の 35%」から「旅行代金の 30%」に引き下げられました。
さらに、割引上限額についても、これまでの 14,000 円から 10,000 円(交通付プランの場合)、7,000 円(宿泊プランのみの場合)に引き下げられました。
「交通付プラン」がよりお得!
前回の GoToトラベルでは、対象の宿泊プランであれば割引額が変わることはありませんでしたが、新たな GoToトラベルでは、予約する旅行プランによって割引上限額が変わるため注意が必要です。
宿泊と飛行機、宿泊と新幹線などのような交通付プランの場合、割引上限額は 1 人 1 泊あたり 10,000 円、たんに宿泊だけのプランの場合は、1 人 1 泊あたり 7,000 円となるため、交通付プランのほうがお得です。
平日がよりお得!
前回の GoToトラベルは、利用が休日に集中したという反省点を踏まえ、飲食店などで利用できる地域共通クーポンの配布額に差を付けました。
前回の GoToトラベルでは、旅行代金の 15% を地域共通クーポンとして配布していましたが、新たな GoToトラベルでは旅行代金に関わらず、平日 3,000 円分、休日は 1,000 円分配布します。
地域共通クーポン券とは
GoToトラベルで、割引利用者に配布される 1 人 1 泊あたり最大 3 千円分のクーポン券です。配布額は、平日と休日で異なり、平日の場合は 3 千円、休日の場合は 1 千円分となり、平日の利用を促進するような設定になっています。
地域共通クーポン券は、レストランやカフェ、コンビニ、スーパー、タクシーなどの交通期間、観光施設などで利用できます。
《GoToトラベル公式サイト》地域共通クーポン取扱店舗マップ
GoToトラベルの実施期間 段階的縮小
GoToトラベルの再開までについては、県民の県内観光で旅行代金が割引になる「県民割」のほか、原則、ワクチン 3 回目接種を前提に、地域ブロック単位にエリアを拡大する「地域ブロック割」の実施後に、感染状況を見ながら「GoToトラベル」を再開。
GoToトラベル終了後は、国の事業を各都道府県に引継ぎ、都道府県版 GoTo に移行。割引率をソフトランディングさせるため、GoToトラベルよりも割引率を縮小し、上限 20% までとし割引上限は最大 8 千円までとする予定です。
GoToトラベル利用条件に「ワクチン・検査パッケージ」
ワクチン・検査パッケージとは、ワクチン接種歴及び PCR 等の検査結果を基に、個人が他者に二次感染させるリスクが低いことを示す仕組みで、様々な緩和措置の対象とするものです。
新しい GoToトラベルでもこの枠組みを活用。ワクチン 3 回接種の証明又は陰性証明を GoToトラベルの利用条件として設定するほか、旅行後2週間以内に陽性となった際の報告や旅行中の行動履歴の記録についても利用条件に盛り込みます。
また、さらなる感染防止策として、GoTo事務局による旅行2週間後の健康状態に関する抽出調査の実施も行う予定です。
GoToトラベル再開までは、県民割を利用しよう
「県民割」(地域観光事業支援)とは、ステージ2相当以下とする都道府県において旅行商品の割引と地域の飲食店で利用できるクーポン券をあわせて 1 人当たり最大 7 千円を補助する旅行需要喚起策です。
さらに、旅行の割引支援と併せてクーポン等で飲食店や土産物屋、公共交通機関などの地域の幅広い業界支援を実施する場合について、一人一泊当たり 2 千円を上限に追加して補助金を交付します。
県民割は、まん延防止等重点措置が解除となった都道府県を中心に順次再開されており、2022 年 4 月から県民割の割引範囲が地域ブロックに拡大。GoToトラベル再開までの間切れ目のない支援を行う予定です。
県民割(地域観光事業支援)、地域ブロックも割引対象に
支援対象とする都道府県知事の同意を得ることを前提に、2022 年 4 月から 「県民割」は、その割引対象を地域ブロック単位に拡大する「地域ブロック割」に移行しています。
「地域ブロック割」では、全国を 6 つの地域ブロック(北海道・東北、関東、北陸信越・中部、四国・中国、九州・沖縄)に分けて、ワクチン 3 回接種等を条件にそのエリア内での県をまたいだ旅行にも最大 7 千円を支援する観光需要喚起策です。
県民割・地域ブロック割、8 月末まで延長へ
観光庁は、7 月 14 日を期限としていた県民割支援(地域観光事業支援)について、 8 月 31 日( 9 月 1 日チェックアウト分)まで延長すると発表しました。
GoToトラベルと併用でさらにお得に
県民割(地域観光事業支援)が順次再開されていますが、GoToトラベルの開始日は、早くて、来年以降となるため、県民割と GoToトラベルが重なる期間が生じる場合も発生します。
GoToトラベルが再開した場合においても、GoToトラベルとの割引併用を可能とする県民割もあり、GoToトラベルと県民割の割引をダブルで適用することで、さらにお得に宿泊できます。
GoToトラベル主要ニュースまとめ
新しい GoToトラベルの支援制度の詳細や、利用条件、 取扱要領等、まだ明らかになっていないことも多いことから、様々な報道がなされています。
今回は、新しいGoToトラベルを巡る最新情報をまとめています。
全旅連青年部、GoToトラベルの早期再開と予算拡充等を要望
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部は、宿泊業4団体・旅行業2団体を代表し自由民主党衆参両院の国会議員に対し、GoToトラベルの早期再開と期間延長、予算の拡充や観光目的による国際往来の早期再開等を要望した。
全旅連青年部、GoToトラベルの早期再開を要望
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部は、自民党衆参両院の国会議員に対し、GoToトラベルの早期再開や観光地・観光サービスの高付加価値化推進事業などへの継続的な支援を要望しました。
「GoToイベント」、「ワクワクイベント」へ名称変更へ
政府は、ワクチン 3 回接種を受けた方を対象にイベントの割引などを適用する「ワクワクイベント」事業を実施する方向で調整していることがわかりました。「GoToイベント」から「ワクワクイベント」に名称を改める方針です。
東横INN品川大井町等、7 つのホテルが不正
観光庁は、東横INN品川大井町、東横INN新横浜駅前新館など 7 つのホテルで、GoToトラベルの地域共通クーポンあわせて9,000 万円分が不適切に使用されていたとの不適切事案を公表しました。
GoToトラベル予算 7,200 億円国庫返納へ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、GoToトラベルの再開が延期となっている影響で、2020 年度予算に計上したGoToトラベル予算 7,200 億円が使用できず、近く国庫に返納される見通しです。
GoToトラベル再開時期は、2022 年 1 月末
GoToトラベルの再開について、自民党の茂木幹事長は、「オミクロン株」の感染状況を考慮しながら、2022 年 1 月末の再開を目指す方針を示しました。(12/13)
GoToトラベル再開後は、春休み期間を除外へ
観光庁は、GoToトラベル再開後について、3 月下旬~ 4 月上旬の春休み期間を割引対象外とする方針を明らかにしました。(12/8)
GoToトラベル、オミクロン株の感染状況を見て判断
新たな変異ウイルス「オミクロン株」の出現により、外国人の新規入国を原則として禁止するなど水際対策が強化される中、GoToトラベルの再開について BS日テレ番組で、木原官房副長官は、2022 年 1 月末以降になる見通しを示しました。(12/6)
GoToトラベル再開時期は、2022 年 1 月下旬~ 2 月頃
政府は、GoToトラベル再開について、まだ正確な日付を公表していません。年末年始の感染状況を踏まえつつ、全国規模での GoToトラベルの再開も念頭に準備を進めていく」としています。(11/19)
県民割、GoToトラベル再開後も継続開催
政府は、現在開催中の県民割は、感染状況を踏まえつつ適切なタイミングで、県民割の割引対象を地域ブロックへ拡大。その後、GoToトラベルを再開する方向で調整を進めています。
県民割の支援期間は、2022 年 3 月 10 日まで延長となり、GoToトラベル再開は早くて 1 月下旬に再開する見通しです。政府が 11 月 19 日に公表した新たな経済対策では、GoToトラベルが予定通り再開されたとしても県民割は継続開催する予定です。(11/19)
GoToトラベル再開、旅行業界が熱望
日本旅行業協会は、GoToトラベルキャンペーンの 2022 年 1 月の再開について、「旅行業界としては早期に開始していただきたい」として 2021 年 12 月の再開を求めています。(11/11)
日本観光振興協会も、度重なる緊急事態宣言の発令により深刻な影響を受けたとし、ワクチン・検査パッケージを活用した感染拡大防止と社会経済の両立に向けた力強い政策を要望しました。(10/15)
・政府、1 月中旬に再開し、GW 後も継続する方向で調整 日本経済新聞(11/19)
・斉藤国土交通大臣、早期再開できるよう調整を行う考え(11/16)
・補助金上限は 1 人 1 万 3,000 円に引き下げの方向で調整(11/14)
・地域共通クーポンは、平日 3,000 円、休日 1,000 円とする方向(11/14)
・GoToトラベル 2 月再開を検討へ(11/12)
・斉藤国交相 2022 年 1 月の再開方針報道について「方針決めてない」(11/12)
・11 月 19 日に策定予定の経済対策に「GoTo再開」明記へ(11/7)
・JTB、GoToトラベル事業再開に向けた取組みを公表(10/27)
・経済同友会「年明けから再開すべき」(10/24)
・経済同友会「閑散期に重点を」(10/21)
・GoToトラベル公式サイト更新「決定され次第、公表」(10/20)
・岸田首相、GoToトラベル早期再開には慎重姿勢(10/18)
・岸田首相、平日のポイント引き上げを検討(10/16)
・日本観光振興協会「Go To トラベル再開」の要望書提出(10/15)
・日本旅行業協会「動き出したら継続が重要」(10/14)
・公明党山口代表「GoToトラベル再開を」首相に求める(10/13)
・岸田首相、GoToトラベル年内再開に慎重姿勢(10/11)
・斉藤国交大臣、運用の見直しと再開時期検討(10/6)
GoToトラベル再開後、おすすめの予約サイト
じゃらんnet や楽天トラベル等の旅行サイト各社が相次いで、GoToトラベル再開後の「あとから割引」を打ち出し始めています。
「あとから割引」とは、GoToトラベルが再開された場合、割引対象となる既存予約に GoToトラベルの割引を後から自動適用するサービスです。
従来は、GoToトラベル再開後に、割引を適用するには予約を取り直す必要がありました。「あとから割引」が導入されている旅行サイトであれば、予約の取り直しが不要で、後から GoToトラベルの割引適用が可能です。
GoToトラベル再開時には、「あとから割引」を打ち出しているオンライン予約サイトでの予約がおすすめです。