東京・九段下のホテルグランドパレス、6月末で営業終了へ 「過去に類を見ない経営環境」のため

東京・九段の国際ホテル「ホテルグランドパレス」は、2021 年 6 月 30 日をもって営業を終了すると発表した。当初は、7 月より当面の間、営業を休止する予定だったが、一転して、営業を終了することを決めた。

営業を終了する理由について、新形コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う外出自粛等により「過去に類を見ない経営環境に陥っている」ためとした。なお、営業終了の 2021 年 6 月末までは、一部レストラン等で営業時間等の変更はあるが、ホテルは通常通り営業する。

ホテルグランドパレスは、千代田区丸の内のパレスホテルの姉妹ホテルとして 1972 年に開業。日本プロ野球のプロ野球ドラフト会議開催会場として使用されていたこともある。

しかし、新形コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、ホテルグランドパレスは営業収益が減少。事業継続に関する検証を行う必要があるとの判断から、7 月 1 日から当分の間一旦営業を休止すると発表していた。

現在、東京で緊急事態宣言が 3 月 7 日まで発令されているほか、旅行の早期回復を見通せる状況にはなく、営業休止から一転して営業終了という判断に至ったとみられる。

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