グアム政府、7月1日より日本からの観光客の受け入れ再開を表明していたが延期を決定

グアム政府は、新型コロナウイルスの感染収束を受けてこれまで実施していた 14 日間の隔離と PCR 検査なしに日本と台湾、韓国からの渡航者の受け入れを 2020 年 7 月 1 日から再開すると発表した。(※追記:2020 年 6 月 26 日に延期を決定 )

グアムでは、3 月 31 日から、グアムに空路及び海路で入国する全ての入国者に対し、グアム政府が指定する施設において 14 日間の強制隔離を実施。入国日前 1 週間以内に実施された PCR 検査の陰性証明書を提示した場合は、ホテル等での 14 日間の自主検疫措置が認められていた。

7 月 1 日以降、日本、台湾、韓国からの入国者に限定し、14 日間の隔離および検査義務は撤廃される。グアム政府観光局によると、入国に関する詳細は今後公式サイト上で発表される予定。

グアム政府観光局暫定局長およびCEOのカール・T・C・グティエレスは「日本、韓国、台湾はCOVID-19の感染拡大阻止に成功しており、我々グアムでの努力も伴い、訪問者を満を持して歓迎できるようになった」と述べている。

一方で、7 月 1 日以降、今回の入国制限緩和によりグアムへの入国が問題なくできたとしても日本への帰国時に不便を強いられる可能性が残る。日本政府は、検疫の強化、査証の制限等、航空機の到着空港の限定等及び到着旅客数の抑制の措置等の水際対策を 6 月末まで延長して実施。

2020 年 6 月 6 日現在、日本国籍も含む全ての入国者に対して、健康状態に異常のない方も含め、検疫所長の指定する場所で入国の次の日から起算して14 日間の待機及び、空港等からの移動も含め公共交通機関を使用しないことを要請している。

このため、入国前に入国後に待機する滞在先(自宅)と、空港等からその滞在先まで移動する手段(公共交通機関以外)を確保する必要がある。

加えて、入国した日の過去 14 日以内に入管法に基づく『入国制限対象地域』に滞在歴のある方については、全員に PCR 検査が実施され、検査結果が出るまで、自宅等や空港内のスペース又は検疫所が指定した施設等での待機が求められる。

アメリカ領グアムは『入国制限対象地域』の対象となることから、PCR 検査が実施され到着から入国まで数時間、結果判明まで1日~2日程度の待機が必要になる。

《関連サイト》水際対策の抜本的強化に関するQ&A(厚生労働省)



.