ロードサービスやカスタマーサポートなど、多岐にわたる分野でBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開している株式会社プレステージ・インターナショナルはこのほど、水漏れといった設備の不具合など、民泊施設で起こり得るトラブルの解決サポートを目的とした新サービスの開始を発表した。
新サービスは、訪日外国人旅行者の増加に伴い更なる需要拡大が見込まれている民泊市場において、施設設備に不備や欠損が出たり、それらのトラブル発生時に外国人旅行者と潤滑なコミュニケーションがとれないといった、運営事業者の懸念を想定して取り組むもの。会員を対象としたパッケージサービス「民パック」として提供する。
事業効率化の情報提供や民泊向け保険も
パッケージの具体的な内容は、設備に不具合が出た際の駆け付け修繕対応や簡易修繕の手配、トラブル発生時の多言語によるコミュニケーションサポート。これに加え、賃貸物件の運用サポートをしている株式会社ビバシティが民泊事業の効率化を図るための情報を提供したり、通常の火災保険で対象外となる民泊事業で発生する可能性のある損害賠償責任といったリスクを東京海上日動火災保険株式会社が保険でカバーする。
プレステージ・インターナショナルは世界14カ国17拠点にグループ企業を抱え、プロパティアシストやインシュアランス、ITソリューション、カスタマーサポートなど7つの分野でBPO事業を展開。新サービスでは、多言語による対応が可能なコンタクトセンターの運営や、プロパティアシストといった同社の事業を通して培ってきたノウハウを活かし、「民泊事業者が安心して運営できるようサービスを提供」したいという。
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