Airbnb、中国におけるエンジニア4倍に増員で事業強化へ

旅行好きの若い世代を中国で広く惹きつけようと、Airbnb社北京のエンジニアチームの人数を今後1年間で4倍に増加させる計画を立てていることが明らかになった。同社は2017年夏に、FacebookやGoogleを経て同社に入社したGe Hong(葛宏)氏を中国トップに選任。これに続いてエンジニアチームを現在の25人から100人に増やすことで、中国における民泊事業を強化する。

今回の計画に関して、Airbnbの創設者でCSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)のネイサン・ブレチャージク氏は「現地のエンジニアチーム、そして中国国内でビジネスにかかわる現地の人々を確保することが最重要」とコメント。さらに「中国現地スタッフは自国を最も熟知しています。我々はグローバルなプラットフォームですが、現地エンジニアチームにはローカライズ化する技術力が備わっています」とブルームバークのインタビューに対して語った。

 

中国のライバル企業に後れをとったAirbnb

中国市場では現在、Tujia(途家・トゥージア)やXiaozhu(小猪・シャオジュー)がすでに確固たる地位を築いており、中国市場では後発組のAirbnbにとっては強力なライバルとなっている。Tujiaは国内335都市、国外67カ国で45万室を提供、一方の小猪も登録物件は300都市で20万件を超える。Airbnbは世界で400万の登録物件を抱えるものの中国では10万物件にとどまり、途家と小猪の両者は後れをとっていた。

こうした現状について、ブレチャージク氏は「Airbnbは中国での出だしが遅れたと言う人もいるだろうが、これまで我々がいかに成長したかを見てもらえばわかるように、強い牽引力で長期的には利益を上げるだろう」と独自の見解を述べた。

中国のオンライン民泊市場は、iResearchによると2016年880万人民元(およそ1億4520万円)に達したといい、さらに2018年には170億人民元(およそ2810億円)に達すると推定されている。また2016年にAirbnbを利用した中国人旅行者は約160万人で前年比で142%増の伸びを示しているといい、今後の利用者増加にも期待がかかる。