楽天LIFULL STAYは8月8日、マンスリーマンションサイトの「LIFULL HOME’S マンスリー」を9月4日から開設すると発表した。また同日から不動産事業者向けの物件掲載の事前申し込みをスタートしたこともあわせて発表した。
楽天LIFULL STAY株式会社は楽天株式会社と株式会社LIFULLが共同出資して2017年6月に設立した会社で、来年施行される民泊新法に向けて、民泊仲介サイトの「Vacation Stay(仮称)」を立ち上げることを発表。
7月には世界最大級のバケーションレンタルサイトのHomeAway(ホームアウェイ)や台湾の民泊サイトAsiaYo(アジアヨー)、中国最大の民泊サイトの途家(トゥージア)などと矢継ぎ早に提携を発表するなど新法施行に向けた準備を着々と進めていた。
民泊新法では、年間の営業日数は180日以内に制限されており、民泊のみの営業では半年間の空白期間が生まれることになる。そうした空白期間をマンスリーマンションとして貸し出したいという需要はあり、マンスリーマンションサイト「LIFULL HOME’S マンスリー」によってそのような需要を獲得していくものとみられる。
今回楽天LIFULLが立ち上げるマンスリーマンションサイト「LIFULL HOME’S マンスリー」は、利用者向けには問い合わせ前に利用料金をサイト上でチェックできるようにするほか、事業者向けでは年内をめどに新たな在庫管理システムを導入し在庫管理を行うことができるという。
同サイトは、国内最大級の不動産情報サイトを運営する「LIFULL(ライフル)」の「LIFULL HOME’S」のトップページにはカテゴリーを新設し「LIFULL HOME’S マンスリー」へ誘導が行われることから集客力もありそうだ。
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