大分県の温泉旅館 リバーサイドホテル山水館が自己破産を申請 負債総額9億3千万円 

大分県日田市にある温泉旅館「リバーサイドホテル山水館」を運営するリバーサイドホテル山水は、5 月 15 日に大分地裁日田支部へ自己破産を申請したことが東京商工リサーチの調べて明らかとなった。負債総額は約 9 億 3000 万円で大分県初の新型コロナウイルス関連倒産となる。

リバーサイドホテル山水館は、筑後川を本流とする三隈川を一望できる立地に位置する和室タイプの旅館で、一時は、屋形船での食事や鵜飼ショーなどで人気を集めていたが、新型コロナウイルスの影響で売り上げが急激に落ち込んだことを受けて今回の事態となった。

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同温泉旅館は 1951 年創業。露天風呂を併設した大浴場「檜水の湯」とサウナ付き大浴場「岩風呂」の2つを有するほか、座敷の屋形船で夕食と鵜飼いの観覧ができるプランを提供。ピーク時の 2000 年 9 月期には売上高約 3 億 2000 万円をあげていた。

しかし、2016 年 4 月に発生した熊本地震の影響で宿泊客が減少。近年はインバウンドの受け入れに注力するなどしていたが、2019 年 9 月期の売上高は約 1 億 4000 万円まで減少。慢性的な赤字計上から多額の債務超過に陥っていた。

2018 年 3 月には本店不動産が日田市からの差し押さえを受けるなどし、資金繰りはひっ迫する状況の中で、新型コロナウイルスの影響で売り上げが急激に落ち込み、4 月中旬から休業を余儀なくされていた。

5 月 15 日には大分県を含む 39 県で緊急事態宣言は解除されたものの、客足がすぐに回復する見込みはなく、先行きの見通しも立たないことから今回の措置となったという。