Airbnb(エアービーアンドビー)は、新型コロナウイルスにより深刻な状況に直面するスーパーホストおよび Airbnb 体験ホストを対象に、創業者や従業員らが寄付し総額約 11 億円 (総額1,000 万ドル)の「スーパーホスト救済基金」を創設したことを明らかにした。
約 11 億円のうち、約 9 億 8000 万円(900 万ドル)は、Airbnbの共同創業者であるジョー・ゲビア氏とブライアン・チェスキー氏、ネイサン・ブレチャージク氏による個人的な拠出によるもので、残りの約 1 億 1000 万円(100万ドル)は Airbnb 従業員による拠出となる。
すでに Airbnb は、約 270 億円( 2 億 5000 万ドル)のホスト救済基金を設立したことを明らかにしているがこれとは別の救済基金で、スーパーホスト及び体験ホストが対象とする追加支援策。
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Airbnb は、スーパーホストや体験ホストなどで Airbnb コミュニティに対して多大な貢献をしてきた対象ホストに対しては、返済する義務のない最大 54 万円(最大5000ドル)の追加支援※を行う。(※申請に際しては、応募資格要件を満たしている必要がある)
スーパーホスト救済基金は、新型コロナウイルスによるゲストの減少のために家計を苦しめているスーパーホストとAirbnbエクスペリエンスのホストの支援を目的とするもの。この救済基金は、すでに支援プログラムが提供されている中国本土を除くすべての国と地域のホストが対象となる。
スーパーホストの方々
応募資格を得るためには、次の要件を満たしていなければなりません。
・主たる住居または別宅を宿泊先として提供していて、アクティブなリスティング(物件)が2つ以下
・Airbnbが重要な収入源であること
・本人確認の手続き済みであること
・1 年以上スーパーホストであること
・COVID-19が原因で収入のかなりの割合を失ったこと
体験ホストの方々
応募資格を得るためには、次の要件を満たしていなければなりません。
・Airbnbが重要な収入源であること
・本人確認の手続き済みであること
・1 年以上体験ホストであること
・COVID-19が原因で収入のかなりの割合を失ったこと
Airbnb の専門チームは、毎週申請を確認し、承認されたスーパーホストと体験ホストには、経済的な必要性に応じて最大約54万円(最大5,000ドル)の支援金が給付される。申請手続きの連絡および救済金の提供 は2020 年 4 月下旬から開始される予定。
《Airbnb》The Superhost Relief Fund