Airbnbなどを始める際に、準備するものの一つとしてよく挙げられるのが「ウェルカムガイド」だ。
「ウェルカムガイド」とはゲスト向けに物件への行き方をまとめた「アクセスガイド」や、家電の使い方やハウスルールなど使用上守るべきことをまとめた「ハウスガイド」などのゲスト向け案内資料のこと。
Airbnbなどの民泊施設の運営を始める上で非常に重要だと言われるが、ウェルカムガイドの作成は案外大変だ。アクセスガイドでは、ゲストが迷わずに到着できるよう写真や図を利用したご案内が欠かせない。アクセスガイド同様にハウスガイドでも図や写真を利用した資料を制作する必要があるからだ。
ウェルカムガイドの作成が案外面倒なことから、見切り発車的にゲストの受け入れを始めてしまうがは非常に多い。そこで今回は、ウェルカムガイドを用意せずに運営を始めることで、どのようなことが起きるのか解説する。
近隣の皆様へ迷惑をかける
通常のホテルとは異なり、共同マンションの一室などにある民泊施設の場所は非常にわかりにくい。ホテルであれば、看板があったり地図上でも検索できたりと探しやすいが、民泊の場合、看板が無いことから簡単に場所を見つけることができない。
場所がわからないと、ゲストは近くを歩いている人に民泊施設の住所を見せて場所を聞くことになる。無許可営業の民泊施設の場合、ゲストが近隣住民に民泊施設の場所を質問したことで発覚するケースも多い。
実際に「旅館業法遵守に関する通知に係るフォローアップ調査結果の概要(厚生労働省)」によると、無許可営業の事案把握方法としてもっとも多いのは、「近隣住民・宿泊者等からの通報」434件(44%)で、その数は、「保健所における巡回指導等」342 件(34%)よりも多い。
「ウェルカムガイド」を作成することで、最寄駅から部屋への行き方を写真を利用してわかりやすく解説することで、ゲストも迷わずたどり着くことができるようになる。
質問対応リソースがかかる
「ウェルカムガイド」を作成しないことで、より発生する数が増えるのがゲストからの問い合わせだ。「ウェルカムガイド」の作成には手間がかかるが作成していない場合は、ゲストがチェックインする度に、毎回ゲスト対応をしなければならなくなる。
ウェルカムガイドの代行サービス
以上のように、ウェルカムガイドを準備しない場合は、撤退リスクが高まったり日々の運用が増えてしまう。ぜひともAirbnbなどで部屋を立ち上げる際には、ウェルカムガイドを準備してゲストをおもてないしたい。
なお、Airstairでは面倒なウェルカムガイドの制作の代行サービス「初回セットアッププラン」を行っている。ウェルカムガイドの作成に時間をとれない場合は、ぜひともこのような代行サービスを利用しサービス品質を上げていくのがおすすめだ。
ウェルカムガイドの制作例(アクセスガイド)
ゲスト向けに最寄駅から物件への行き方を写真付きでわかりやすくご案内。
ウェルカムガイドの制作例(ハウスガイド)
家電製品、ガスなどの使用方法やハウスルールなどを記載したゲスト向けガイド。