Airbnb、高級旅館の掲載強化へ 今後の展望とは?

民泊最大手のAirbnbは、アジアを中心にオンライン旅行事業や訪日旅行事業を展開する株式会社エボラブルアジアがと業務提携に関する契約を締結したことを発表した。

エボラブルアジアは独占的にホテルや旅館の営業活動を行い、API連携でAirbnbプラットフォームに宿泊施設の掲載をしていく。Airbnbでは1客室に1つのリスティングページを作る必要があり、部屋の設備やアメニティなど説明ページを作成しなくてはならない。エボラブルアジアはホテル・旅館の営業開拓からAirbnbへの掲載までを一手に担いAirbnbの掲載施設数の拡大をサポートする。

本提携によりAirbnbは、CtoCのプラットフォームとしてホスト個人が運営する部屋の掲載をメインで行ってきたが、今後は日本国内のユニークなホテルや旅館の掲載を拡大していくものと見られる。

 

Airbnbが増やしたい宿泊施設と今後の展望

Airbnbは、一つひとつの部屋をそれぞれ掲載することになるため、Airbnbにホテル・旅館の客室を掲載する場合は1室ごとにデザインが異なったり、パーソナルな演出があることが求められる。

それに加え、その土地ならではのサービスやアメニティなどパーソナルなおもてなしをゲストに提供することもAirbnbは宿泊施設に対して求める。CtoCプラットフォームのAirbnbだからこそホテルや旅館に対しても「パーソナル」さを求めるようだ。

そのため同じタイプの部屋が複数あったりパーソナルなおもてなしがないビジネスホテルやシティホテルはAirbnbの掲載には向いておらず、旅館やサービスアパートメント、ホステルなど個性的な部屋が比較的多い宿泊施設を中心にAirbnbは掲載物件を増やしていくと予想される。



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