Googleが提供するGoogleトレンドによると、AirbnbがExpedia、Marriott、Hiltonなどの検索キーワードを2017年夏に抜いていたことがわかった。Googleトレンドは、 キーワードやトピックの検索回数トレンドを確認できるGoogleが提供するツール。
Airbnb創業年の2008年から2017年までの検索傾向を調査※(下図)したところ、2011年から徐々に検索されるようになったAirbnbが急成長し2017年夏に検索トレンドで各キーワードを抜いていることがわかる。
検索回数トレンドが必ずしも利用者数には直結しないが、宿泊予約サイトとして世界的に名の知れているブランドと肩を並べるレベルにまで認知度は高まっていることを意味しているとはいえそうだ。
※Googleトレンドで、2008年1月1日~2018年1月1日までの10年間でグローバルでの検索トレンドをAirbnb、Expedia、Marriott、Hiltonのキーワードを単純比較。
グローバルでAirbnbの存在感が増す一方で
グローバルではAirbnbの検索トレンドは、ExpediaやMarriott、Hiltonなどのブランドと肩を並べる規模にまで拡大している一方で、日本に目を移すと大きく状況が異なる。
日本国内での検索トレンド比較では、グローバルでは存在感を増していたExpediaやMarriott、Hiltonなどを差し置いて2大宿泊予約サイトとも言われる楽天トラベル、じゃらんがトップを走る。
検索トレンドで急成長を遂げていたAirbnbも日本国内の検索トレンドでは楽天トラベル、じゃらんに差を付けられている。来年6月に施行される住宅宿泊事業法を前に民泊に対する報道が増えているが、まだまだ日本国内での認知度は高くないそうだ。