「民泊物件.com」のスペースエージェントが数億円の資金調達

民泊事業者向けのサイト「民泊物件.com」を運営するスペースエージェントは1月10日、第三者割当増資で数億円の資金調達を発表した。調達金額は非公表とのことだが、Airstairの取材に対し数億円規模になると話した。住宅宿泊事業法の施行を前に活性化する民泊市場を見据え、経営基盤の強化を図る。

「民泊物件.com」は国内最大の民泊物件サイト。第三者割当増資の引受先は「ベクトル」「マーケットエンタープライズ」「Showcase Capital」(ショーケース・ティービーのコーポレートベンチャーキャピタル)など。

資金調達により、さらなるサービスの拡大を行うほかサイト開発を推進させるための人材確保を急ぐ。6月15日に施行される住宅宿泊事業法に伴う市場規模拡大に備えて資金の確保を行い、幅広い顧客ニーズに対応していくことが目的。「民泊物件.com」とともに、開発中の新規事業の拡充に向けたシステム開発を行っていくという。

【資金調達による主な計画】
・「民泊物件.com」のWEB版を大幅に機能強化する
・「民泊物件.com」のスマホのiOSやAndroidの各アプリの開発・提供
・全国の不動産の民泊可否状況のデータ収集、民泊物件ライブラリーの提供
・合法民泊へ名義貸しを行う独自の民泊ブランド「SPACE INN」の強化
・民泊を中心とした進行中の新規事業の開発など

スペースエージェントでは、各社との主なシナジー効果を次のように見ている。

▽ベクトル社
「民泊物件.com」の利用者増を目的としたマーケティングの強化
▽マーケットエンタープライズ社
民泊向けのリユースを中心とした設備などの商品、利用者のレンタルサービスの提供
▽Showcase Capital社
不動産サービスのシステムの連携、WEBサイトの「民泊物件.com」のCV率の向上

スペースエージェントが展開する「民泊物件.com」は、全国の家主や不動産会社から寄せられた民泊物件を民泊事業者に提供するサイト。2016年5月にサービスを開始し、2017年12月末現在、民泊ホストの会員が13,000人、加盟している不動産会社が400社を超え、国内最大の民泊物件サイトに急成長している。

全国で800万戸以上あるといわれる空き家は、維持・管理費、防犯の面からも大きな問題をはらむが、サイトを通して空き家を民泊物件としてリユースすることで、改題解決できる同時に有効活用できるメリットも。

スペースエージェントでは、今回の資金確保を機にサービスの発展とさらなる民泊市場の活性化を狙う。