東京都交通局は民泊仲介サイト世界大手のAirbnb(エアービーアンドビー)と協力し、外国人観光客に“東京さくらトラム(都電荒川線)”沿線の魅力発信に向けて、「沿線の暮らし」を体験できる「TODEN LIFE TOURISM」を1月17日から開始することを明らかにした。
東京都交通局(都営交通)は、東京都が経営する地方公営企業で、その歴史は、今から100年以上前の明治44年(1911年)8月1日に、東京市が電気局を開局したことに始まる。
現在では、都営地下鉄、都営バス、東京さくらトラム(都電荒川線)、日暮里・舎人ライナー、モノレールの運行を行い、一日平均約352万人(2017年度)の利用客を誇る。いわば東京都の「足」ともいうべき存在だ。
100年以上の歴史がある東京都交通局と民泊仲介サイトを中心に体験サービスなども手掛ける創業10年のAirbnbという異色コラボが開始するのが、「TODEN LIFE TOURISM」だ。
東京さくらトラム(都電荒川線)沿線には、生活文化や遊びなど昔ながらの日本の暮らしが今も息づいているという。「TODEN LIFE TOURISM」は、外国人観光客に向けて、沿線に住む生活文化の魅力を伝え、「沿線の暮らし」を体験できるプロジェクト。
「TODEN LIFE TOURISM」には、ミニチュアフードの制作や三味線の視聴・演奏体験、:日本古来より小物入れとして使われていた信玄袋の制作、小物に手描き友禅を施す体験など、5種類の体験プログラムが用意されている。