Airbnb(エアービーアンドビー)は、プラットフォームとしての信頼を強化するため、全世界 191 カ国に掲載するリスティ ング 700万件のすべての検証を近く開始することを明らかにした。
Airbnbの共同設立者でCEOのBrian Chesky(ブライアン・チェスキー)氏が 11 月初旬に全社に送った電子メールによると、各物件の写真、住所、詳細、清潔さ、安全性、基本的なアメニティが正確にリスティングに反映されているかを近く検証する。同社の新しい基準を満たした物件はすべて、2020年12月15日までに“明確なお墨付き”が与えられるという。
今年 12 月 15 日からはAirbnb は、新基準を満たしていない物件を予約したゲストやチェックインしたゲストに対して、予約済みのリスティングと同額以上の新しいリスティングの再予約を提示するか、100%返金する「ゲスト保証」を実施。
さらに、Airbnb は24 時間年中無休のホットラインを開設し、ゲストがいつでもどこからでもスタッフに連絡を取れる体制をつくる。来年にはこのサービスを本格的に開始する予定。さらに、リスクが高いと推定される宿泊予約に対しては専門のチームが審査に当たる。
これらの新しい取り組みは信用担当副社長のMargaret Richardson(マーガレット・リチャードソン)氏が率先。ハロウィンパーティー事件への迅速な対応処置にも当たる。また、フィラデルフィアとワシントンD.C.の元警察署長であるCharles Ramsey(チャールズ・ラムゼイ)氏と、パロアルト東部警察の元署長、Ronald Davis(ロナルド・デービス)氏にも助言を求めている。
共同創業者(CEO)でコミュニティ担当最高責任者のブライアン・チェスキー氏はスタッフへのメールで「インターネット上での信頼は、プラットフォーム上の情報の正確性を検証することから始まる。これは業界にとって重要なステップだ」と明言。
また、「ジョー(共同創業者兼CPO)とネイト(共同創業者兼CSO)と私がAirbnbを始めてから11年以上が経つが、世界で一番驚いたことは何かと尋ねられた」とし、「答えは2つ。人々は基本的に善良で、私たちは皆 99% 同じ。今でもこれを信じているし、世界にそれを示し続けたい」と希望を語っている。