ブルームバーグなどの複数メディアが報じた情報によると、民泊サイト世界最大手のAirbnbが、中国民泊サイトの「小猪」Xiaozhu.comを買収に向け協議中であることがわかった。
関係者によると、すでに両者間で複数の会合が開かれ議論は本格的に進んでいるという。
Airbnbは、部屋を貸したい貸し手と部屋を借りたい旅行者とをつなぐプラットフォームとして日本を含む世界で広がりを見せているが、中国では「途家」Tujia.comや「小猪」Xiaozhu.com、「住百家」Zhubaijia.comなどの複数の民泊プラットフォームとの熾烈な戦いにさらされている。
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熾烈な戦いが進む中国民泊市場
途家は、6月に、Ganji(赶集)の民泊プラットフォームであるMighty Talent Ltd.(Mayiとしても知られる)を傘下に。
さらに2016年10月には、戦略的提携協定の一環としてCtrip(携程)およびQunar.com(去哪)の民泊事業を買収することで合意した。
2012年にスタートした「小猪」も2012年のシリーズA投資ラウンドでMorningsideから資金調達。2016年11月にはシリーズC+およびDラウンドで未公開株式投資会社から総額70億円(6,500万米ドル)を調達したことを発表していた。
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