世界最大のオンライン予約サイトのBooking.comと楽天グループの民泊事業会社である楽天 LIFULL STAY 株式会社は、都内で記者会見を開き本日12月11日に民泊事業における業務提携について合意したことを発表した。
本提携により、ブッキング・ドットコムは、日本法人であるブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社を通じて、日本の民泊市場へ本格参入する。
本提携により楽天LIFULL STAYは、今後開設を予定する民泊仲介サイト「Vacation STAY」(仮称)に掲載する民泊物件をブッキング・ドットコムにも供給するという。
ブッキングドットコムではホテルを探す予約ユーザーに対して、ホテルや旅館、ホステルなどの宿泊施設に加えて、民泊施設も選択肢の一つとして探せるようになる。
楽天LIFULL STAY、予約サイト4社目の業務提携
楽天LIFULL STAYは6月23日に新会社設立を発表してから進めているのが矢継ぎ早の業務提携だ。今年7月にはエクスペディア傘下の民泊仲介サイトHomeAwayと台湾の独立系民泊仲介サイトAsiaYoと提携を発表。8月には中国の民泊仲介サイト最大手の途家と提携を発表していた。
予約サイトとの提携はブッキング・ドットコム含めると4社目となるが、これまでの3社はすべて民泊特化型の仲介サイトでホテル系OTAとの提携は今回が初めて。
楽天LIFULL STAYは、今後オープン予定の民泊仲介サイト「Vacation STAY」に民泊物件を掲載することで、ブッキングドットコムやHomeAway、AsiaYo、途家にも物件掲載されるような仕組み作りを着々と進めている。
一方で、日本で5万室をすでに展開するなど民泊の分野で先行するAirbnb(エアービーアンドビー)の掲載管理はできない点が気にかかる。
楽天LIFULL STAYが進める予約サイトとの業務提携
6月23日 | LIFULLと共同で新会社・楽天LIFULL STAYを設立 |
7月3日 | エクスペディア傘下のHomeAwayと楽天LIFULL STAYが提携 |
7月20日 | 台湾の民泊サイトを運営するAsiaYoと楽天LIFULL STAYが提携 |
8月2日 | 中国民泊の最大手の途家と楽天LIFULL STAYが提携 |
12月11日 | ブッキング・ドットコムと楽天LIFULL STAYが提携 |